放送日：
2020年9月24日(木) 22:55～23:00

今回紹介するSDGsは目標13「気候変動に具体的な対策を」
これは、世界各地での気候変動とその影響に立ち向かい、緊急対策を取るために掲げられた目標である。

1890年から2019年の間に、地球の平均気温は約0.8℃も上昇していてる。その原因は、温室効果ガスの増加による地球温暖化だと考えられている。温暖化は気温の変化だけでなく、海面上昇や干ばつ、台風や集中豪雨など、様々な環境問題を引き起こす。そんな中、気候変動に影響を及ぼさない花の栽培を目指す企業がある。東京都で業務用食用花の販売・研究開発などを行っている「エディブルガーデン」。農薬不使用の食用花（エディブルフラワー）栽培、販売を行い、地球温暖化の原因となる化石燃料由来のCO2・N₂O等を一切排出せず、豪雨などでの近隣水路や河川への肥料成分の流出による水質汚染などのリスクも最小限に抑えられている。さらに、形が悪いなどの理由で通常出荷できない花びらを自社加工して販売するなど、フードロスも削減。また、障がい者就労支援施設によるエディブルフラワーの生産も行い、「障がい者の作業工賃の向上」および「障がい者の農業における就労支援、就労移行」を目指している。