放送日：
2020年7月30日(木) 22:55～23:00

今回紹介するSDGsは目標1 「貧困をなくそう」
これは、あらゆる形態の貧困に終止符を打つために掲げられた目標である。

一般的に幼稚園から大学卒業までにかかる費用は、総額およそ790万円。これは経済的に苦しい家庭にとっては、簡単に払える額ではない。先進国と言われる日本においても、様々な事情により貧困状態に陥っている家庭があり、子どもが学校に通えず教育格差が生まれている。そこで今回は、地域社会づくりを通じて少しでも多くの子供達が満足に教育を受けることができるよう取り組む、あるお店を紹介する。使わなくなった学制服などを買い取り、販売を行う「リユースショップさくらや」。こちらでは制服を安く販売するだけでなく、学生服回収ボックスを様々な企業や行政に設置し、不要になった学生服を寄付してもらい、その査定額を、「子供の未来応援基金」に寄付している。回収された学生服や体操服の洗濯、体操服の名前の刺繍取りを障がい者施設や地域の高齢者の方々と連携して行い、障害者の方の社会参加への可能性を高めるための支援や高齢者の方が活躍できる場も提供。この取り組みは賛同され、学生服回収ボックスは現在、日本全国で70社以上が参加し貧困状況にある家庭や子どもたちへの支援につなげている。