放送日：
2020年7月23日(木) 22:55～23:00

今回紹介するSDGsは目標14「海の豊かさを守ろう」
これは持続的な管理と保護を行い、海洋及び沿岸の生態系の回復のために掲げられた目標である。

海洋生物の中には、エサと間違えてプラスチックを飲み込んでしまうケースが多く、調査によるとプラスチック片を食べたウミガメの5匹に1匹が命を落とすと言われている。そこで今回は「これ以上海の生態系を壊すわけにはいかない！」と、ある素材でできた「袋」を普及させることで海洋プラスチック問題の解決に取り組む企業を紹介。商品のパッケージの製造・販売を行う「株式会社吉村」ではバイオプラスチック素材を用いて作られた「土に帰る茶袋」の開発に取り組んでいる。バイオプラスチックとは、石油を使わずに再生可能な植物などを原料に作られ、ごみになっても自然環境で分解される環境に優しい素材。土中の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、土に還るプラスチックとして注目されている。さらに今年4月には廃棄予定の透明フィルムを使って新型コロナウィルス感染予防の「飛沫感染防止シールド」を製作し、医療施設などに無償で提供。積極的に社会に役立つ取り組みを実践している。