放送日：
2019年12月19日(木) 22:55～23:00

　今回紹介するSDGsは、目標1「貧困をなくそう」。これは、あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせるという目標を掲げたものだ。

　貧困解決にとって必要な要素の一つが「安定した食の確保」。「フードバンク」と言う言葉をご存知だろうか？まだ食べられるのに様々な理由で処分されてしまう食品を食べ物に困っている施設や人に届ける活動のことで、その食品を配布する拠点をフードパントリーと呼ぶ。このフードバンクを目的とした認定特定非営利活動法人「セカンドハーベスト・ジャパン」では、フードパントリーの利用促進のために新たな取り組みを始めた。
　2019年10月にオープンした「marugohan」。中は綺麗に商品が陳列されおしゃれなマーケットのようにレイアウトされ何度でも来店でき、好きなものを選ぶことができるという仕組み。また利用者が引け目を感じたり、恥ずかしいと思わなくていいよう食品を受け取った方に何らかの社会貢献をしてもらうことで、心理的負担を軽減し利用しやすくなるだろうと考えられている。この仕組みは「恩返し」を重んじる日本人の国民性にあった工夫がなされている。

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