Ⓒ東映

2024年7月26日(金) 18:00~19:00

<時代劇>『隠密奉行 朝比奈 第2シリーズ』

次回の放送予定

2024年7月26日(金) 18:00~19:00
第5話「伊予松山・姫さまと無理心中」

毎週(金) 18:00~19:00

松山藩と松山新田藩。本家と分家という関係でありながら、両藩は対立関係にある。しかし、松山藩の姫・光姫(小田茜)と、松山新田藩の若君・真太郎(志村東吾)は愛し合っていた。まさに、ロミオとジュリエット。シェイクスピア・イン・ラブ。

年に一度の両藩行き来自由の祭りの晩、二人は変装して密会していたのだが、いいムードの時に妙な侍がからんできた。真太郎は仕方なく正当防衛的に突き飛ばし、二人逃げたのだが、その後が大変なことになってしまった。松山藩が、家臣を殺害した真太郎の身柄を引き渡せと要求してきたのだ。それには、真太郎を廃嫡し、新田藩を吸収しようと企む、松山藩城代家老・前園左門(小沢象)の陰謀の匂いがする。しかし、言いがかりとは言え、身に覚えが無いわけではないだけに、困惑する真太郎。

両藩の対立は、江戸の土屋相模守(船越英二)の耳にも入り、かくして朝比奈(北大路欣也)は伊予松山へ向かった。もちろん真鍋(金田明夫)も後を追う。

さて、窮地に立たされた真太郎と光姫。だが、光姫の方はさすが恋する乙女、「何もかも捨ててわたくしとお逃げ下さい」と覚悟が決まっている。しかし真太郎がハッキリせず、信頼する新田藩家老・高山勘六(中田浩二)の手配した隠れ家に潜んでいたが、其処に目付・砂川一蔵(木村栄)ら松山藩の追っ手がやってきた。「なぜ、この場所が?よもや、高山が?」「もはや、あなたは家臣に見放されたのだ!」襲いかかる松山藩士。間一髪、そこに朝比奈が助けに入る。

その隙に逃げ出す真太郎と光姫、手に手を取って逃げる途中、崖から飛び降りて死んだ男女の心中死体を発見する。いやー、こんな時腹くくってるのはやっぱり女の方ですな。「私たちも、いっそ心中しましょう」「えー!」

崖の上。その気になりかけている二人。が、朝比奈が止める。「あなたが責任のないお立場なら、恋路に生きるのもよろしかろう。心中も結構。だが、あなたは藩士領民の暮らしに責任持つ大名家のご嫡男ではないですか」ぐっと言葉が突き刺さる真太郎。さて、この後はオンエアをお楽しみに。朝比奈さんにいい策があるらしいですぜ。

出演者・スタッフ

<出演者>
朝比奈河内守正清:北大路欣也
りん:萬田久子
真鍋平太郎:金田明夫
渡辺弥左衛門:鶴田忍
土屋相模守:船越英二
<ゲスト>
光姫:小田茜
真太郎:志村東吾
松平壱岐守:神山繁
<スタッフ>
原案:隆慶一郎
音楽:渡辺俊幸
ナレーター:能村太郎
企画:能村庸一、石原隆(フジテレビ)
加藤貢(東映)
プロデューサー:保原賢一郎(フジテレビ)
上阪久和、小嶋雄嗣、塚田英明(東映)
脚本:大野靖子
監督:蔵原惟繕

番組概要

大目付は将軍、老中に代わって諸大名を監察する役職である。
諸藩の謀叛から幕府を守るため、身分を隠し、日本国中へ探索の足を向ける。
その権限は大きく、その判断が一藩の取り潰しに及ぶことも、しばしばであった。
ために、諸藩は大目付の潜入を警戒し、ひそかに、朝比奈河内守を隠密奉行と呼んで恐れた。

「真鍋を呼べ!」呼び出され、今日も上司の渡辺弥左衛門(鶴田忍)に怒られている御小人目付の真鍋平太郎(金田明夫)。大目付・朝比奈さま(北大路欣也)の行状を監視するのがお役目なのですが、朝比奈さまは神出鬼没。老中・土屋さま(船越英二)の密命を受け、今日もいつのまにかどこか遠方の藩に行ってしまいました。大目付の身分を隠し、そう「隠密奉行」として。

しょうがないので真鍋は、屋敷の掃除をしたり、甘いものを買ってきたりとご機嫌をとって朝比奈さまの奥方りんさん(萬田久子)から聞き出そうとします。でも教えてくれません。
「奥さまー、朝比奈さまの行き先を教えてくださーい」
「だめよー、わたしが殿様に怒られちゃうもの」
だけどなんとかヒントを探り出し、後を追う真鍋。

だけど、道中だまされて無一文になってしまいました。仕方なくたどり着いた先の宿屋で風呂焚きなんかしてると、あら、朝比奈さまと偶然再会できたりするから、これが不思議です。
「真鍋じゃないか。よくここがわかったな」
「あー、朝比奈さ…」
「しっ!」
そう、既に朝比奈さまは「朝日林太郎」と名乗って、この地でアクションを起こしている。

待望の第2シーズン。

「その謀(はかりごと)叶わず!」

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