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2024年7月19日(金) 18:00~19:00
<時代劇>『隠密奉行 朝比奈 第2シリーズ』
2024年7月19日(金) 18:00~19:00
第4話「復讐の紋様・唐津絵皿は語る」
毎週(金)18:00~19:00
唐津藩の献上品の中に、割れた破片を接ぎ合わせて元の姿に戻した謎の絵皿があった。何者かがすり替えたと見られるその絵皿、唐津藩存亡に関わる秘密を訴えて来たのかもしれない……かくして朝比奈(北大路欣也)が唐津へ探りに行くことになった。
さて、唐津に入った朝比奈は、借金取りに小突き回されていた浪人の桜井仙十郎(佐戸井けん太)を助ける。腕が立つと見込まれた朝比奈は、明日金を手に入れる交渉があるのだが立ち会ってくれないかと桜井に頼まれ、二つ柏の家紋が入った印篭を預かった。
しかし当の桜井は、朝比奈と別れての帰り道、いきなり現れた男(ベンガル)に斬り殺される。たまたま、朝比奈を追って唐津へ来た真鍋(金田明夫)が通りかかり、虫の息の桜井から物産奉行の長田多聞に殺されたと聞くが、その真鍋は下手人と間違えられて役人に追われる始末。たまたま、逃げ込んだのが唐津焼きの窯で、異様に目の鋭い職人・卯之助(遠藤憲一)の小屋。真鍋は匿ってもらい卯之助の弟子として働くことになった。
20年前、長田とその仲間が高麗祠で起こした惨劇。それは、松浦党の隠し財産を掘り起こすために、其処に窯場を作っていた由蔵一家を皆殺しにする、という陰惨なものだった。幼い姉弟までもその毒牙にかけた一味。その時、長田が落とした印篭が今、朝比奈の手にあるのだ。そして、実は崖から落ちた由蔵の子、弟の方は生きていて……その少年は、実は卯之吉なのだ!二十年目の復讐、その幕が今……
Ⓒ東映 Ⓒ東映
- <出演者>
- 朝比奈河内守正清:北大路欣也
- りん:萬田久子
- 真鍋平太郎:金田明夫
- 渡辺弥左衛門:鶴田忍
- 土屋相模守:船越英二
- <ゲスト>
- 卯之助:遠藤憲一
- 佐世:及森玲子
- 長田多門:ベンガル
- 桜井仙十郎:佐戸井けん太
- <スタッフ>
- 原案:隆慶一郎
- 音楽:渡辺俊幸
- ナレーター:能村太郎
- 企画:能村庸一、石原隆(フジテレビ)
- 加藤貢(東映)
- プロデューサー:保原賢一郎(フジテレビ)
- 上阪久和、小嶋雄嗣、塚田英明(東映)
- 脚本:大野靖子
- 監督:蔵原惟繕
大目付は将軍、老中に代わって諸大名を監察する役職である。
諸藩の謀叛から幕府を守るため、身分を隠し、日本国中へ探索の足を向ける。
その権限は大きく、その判断が一藩の取り潰しに及ぶことも、しばしばであった。
ために、諸藩は大目付の潜入を警戒し、ひそかに、朝比奈河内守を隠密奉行と呼んで恐れた。
「真鍋を呼べ!」呼び出され、今日も上司の渡辺弥左衛門(鶴田忍)に怒られている御小人目付の真鍋平太郎(金田明夫)。大目付・朝比奈さま(北大路欣也)の行状を監視するのがお役目なのですが、朝比奈さまは神出鬼没。老中・土屋さま(船越英二)の密命を受け、今日もいつのまにかどこか遠方の藩に行ってしまいました。大目付の身分を隠し、そう「隠密奉行」として。
しょうがないので真鍋は、屋敷の掃除をしたり、甘いものを買ってきたりとご機嫌をとって朝比奈さまの奥方りんさん(萬田久子)から聞き出そうとします。でも教えてくれません。
「奥さまー、朝比奈さまの行き先を教えてくださーい」
「だめよー、わたしが殿様に怒られちゃうもの」
だけどなんとかヒントを探り出し、後を追う真鍋。
だけど、道中だまされて無一文になってしまいました。仕方なくたどり着いた先の宿屋で風呂焚きなんかしてると、あら、朝比奈さまと偶然再会できたりするから、これが不思議です。
「真鍋じゃないか。よくここがわかったな」
「あー、朝比奈さ…」
「しっ!」
そう、既に朝比奈さまは「朝日林太郎」と名乗って、この地でアクションを起こしている。
待望の第2シーズン。
「その謀(はかりごと)叶わず!」