
- 時代劇
- 字
2021年3月6日(土) 13:00~15:25
『鬼平犯科帳 THE FINAL 後編「雲竜剣」 』
2021年3月6日(土) 13:00~15:25
夜道を、長谷川平蔵(中村吉右衛門)が歩いていると、覆面をつけた刺客・石動虎太郎(尾上菊之助)が現れる。急襲に、平蔵も追い詰められるが、間一髪のところで追い払う。以前にも、平蔵の部下が刺客に次々と襲われ、命を落とした者もいた。平蔵は、刺客の構えが若いころに牛久で手合わせをした剣豪の構え「雲竜剣」と似ていることを思い出す。
平蔵が襲われた翌日、平蔵宅の門番が刺客に斬られ命を落とす。さらに数日後、牛込の薬種屋「長崎屋」に凶賊が押し入り、16名が惨殺される事件が起こる。自分たちのことにかまけて、見回りが手薄になっていたことを悔やむ平蔵は、上司の京極備前守(橋爪功)に、見回りの増員を頼む。密偵のおまさ(梶芽衣子)らの働きで、牛久に行き場のない年寄りや貧しい人々が無料で泊まる「報謝宿」があり、それを元武家で医師の堀本伯道(田中泯)が営んでいることが分かる。伯道は「雲竜剣」の使い手で、盗賊でありながら、本気で人助けをしているとのこと。
その後、平蔵は謎の刺客・虎太郎をおびき寄せるため、あえて1人で市内を見回る。夜道で虎太郎と出会う平蔵。一触即発の状況下に、伯道が姿を現す。共に「雲竜剣」の使い手である伯道と虎太郎は実の親子であった。若いころに、手合わせをしていた平蔵と伯道、そして父・伯道との間に深い葛藤があり、悪に手を染めることとなった虎太郎が一堂に会し、物語は衝撃的な結末を迎える。
Ⓒ松竹 Ⓒ松竹
- <出演者>
- 中村吉右衛門
- 多岐川裕美
- 梶芽衣子
- 勝野洋
- 中村又五郎
- 尾上菊之助
- 中村嘉葎雄
- 橋爪功
- 田中泯
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
- 企画:能村庸一、武田功
- プロデューサー:羽鳥健一、成河広明、佐生哲雄、足立弘平
- 脚本:田村惠
- 監督:山下智彦
- 音楽:津島利章
- 制作:フジテレビ、松竹