- 時代劇
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2024年6月17日(月) 18:30~19:25
<時代劇>『鬼平犯科帳 第4シリーズ』(最終回)
2024年6月17日(月) 18:30~19:25
第18回「おしゃべり源八」
毎週(月) 18:30~19:25
盗賊改めの同心、久保田源八(佐藤B作)が藤沢で盗賊・天神谷の喜佐松を探索中に突然姿を消した。
四ヶ月後、同心の木村忠吾(尾美としのり)は、目黒村で百姓姿の源八を見たと、長谷川平蔵(中村吉右衛門)に報告する。一週間後、発見された源八は記憶を失っていた。村人によると、四ヶ月前に畑道に倒れていて、後頭部に打撲の跡があったという。手がかりは、かぶっていた菅笠にある「とみ●」という焼印の文字だけだった。
江戸の役宅に戻された源八は、所帯を持って1年余りの妻・およし(永光基乃)と対面するが、反応はない。喜佐松一味は、盗みに入った家の者を皆殺しにする凶悪な盗賊。源八の記憶が戻れば、一味の手がかりがつかめるかもと、平蔵は源八と忠吾、そして源八と行動を共にしていた密偵の粂八(蟹江敬三)を連れて藤沢へ旅立つ。
藤沢で、粂八が「とみや」という茶店を見つける。店の主人、仁助(花上晃)は源八を見ると駆け寄ってきた。菅笠の焼印は「とみや」だった。仁助によると、四ヶ月前の雨の日、店に源八が飛び込んできて、古い着物を貸してくれと頼んだという。さらに、急いで手紙を書き百姓姿に着替えると、手紙を粂八に届けるよう告げて、外へ出た。そして、源八は前を行く男の後をつけていった。その時、粂八は米屋で源八からの連絡を待っていたが、音沙汰がなかった。仁助が米屋に着いたときは、粂八は留守で番頭に手紙を託したという。平蔵は、その番頭が喜佐松一味に違いないとにらむ。
一味がまた暴れ、平蔵は粂八を残して戻る。一方、およしは記憶のない源八との暮らしに耐えられず久栄(多岐川裕美)に離縁を訴える。源八は受け入れた。藤沢で、仁助がまた例の番頭を見た。粂八と協力して、彼の隠れ家を突き止め、そして、一味の本拠が川崎の宿にあることが判明した。平蔵は、配下を従えて宿を急襲するが…。
- <出演者>
- 長谷川平蔵:中村吉右衛門
- 長谷川久栄:多岐川裕美
- 沢田小平次:真田健一郎
- 竹内孫四郎:中村吉三郎
- 山崎国之進:中村吉次
- 山田市太郎:辻政宏
- 酒井祐助:勝野洋
- 粂八:蟹江敬三
- 木村忠吾:尾美としのり
- 久保田源八:佐藤B作
- およし:永光基乃
- 仁助:花上晃
- ナレーター:中西龍
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
- 企画:市川久夫 鈴木哲夫
- プロデューサー:能村庸一 佐生哲雄
- 音楽:津島利章
- 脚本:古田求
- 監督:小野田嘉幹
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
- 制作協力:京都映画株式会社
中村吉右衛門の当たり役として、平成元年から平成10年までの10年間で133本放送し好評を得てきた『鬼平犯科帳』。今回は第4シリーズをお届けする。
いつの世にも悪は絶えない…。徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改方の長官こそ長谷川平蔵。人呼んで鬼の平蔵である。その平蔵の活躍を描いた人気時代劇!(全18話)