
- 時代劇
- 字
2025年12月1日(月) 18:30~19:25
<時代劇>『鬼平犯科帳 第4シリーズ』
2025年12月1日(月) 18:30~19:25
第7話「むかしなじみ」
毎週(月) 18:30~19:25
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、彦十(江戸家猫八)が、食べ過ぎ飲み過ぎで腹をこわして寝込んだ。うわごとでしきりと「おりん」という女の名を呼ぶ。
おまさ(梶芽衣子)が平蔵に問うと、おりんは彦十が若いころに一緒に暮らした女だという。
盗人暮らしではまともな所帯も持てず、五両つけておりんをある男に与えた。病で気が弱くなりそのことを思い出したようだ。
回復した彦十は、昔の仲間である網足の久六(草薙幸二郎)と偶然出会う。
「また一緒に」と誘われた彦十は、さっそくこのことを平蔵に報告する。仲間に入ると見せかけ一網打尽にする計画を練る。
川魚料理屋で彦十と打ち合わせた久六は、身の上話を始める。
十七年前、「おきん」という女と所帯を持った久六。だが、盗人暮らしの邪魔になり、五両の金をつけて堅気の男に売ったという。
その後、全国を流れ歩き、正月に久々に大阪に戻るとおきんに再会した。
みすぼらしい身なりのおきんは、売られるときに久六の子を身ごもっていたことを告白する。
そして今は子供も、育ての父も労咳に苦しんでいた。
話を聞いた彦十は身につまされる思いがした。久六に、今度の盗みはおきん一家を救うためだと聞き、自分のことのように思い悩む。
そして、平蔵には「久六には会わなかった」と嘘の報告をする。だが、平蔵は彦十の様子がおかしいのを見逃さなかった。
おまさと大滝の五郎蔵(綿引勝彦)は、ひそかに彦十を見張ることにした。
彦十は、久六やその仲間と頻繁に会いだした。心の中で平蔵に詫びながらも、なぜか盗人稼業の血が騒ぐ彦十…。
久六たちが狙うのは、欲深の医者の屋敷。そして、決行の日がやってきた。
集合場所に向かう彦十。しかし…。

©松竹 
©松竹
- <出演者>
- 長谷川平蔵:中村吉右衛門
- 長谷川久栄:多岐川裕美
- 佐嶋忠介:高橋悦史
- 彦十:江戸家猫八
- 沢田子平次:真田健一郎
- おまさ:梶芽衣子
- 竹内孫四郎:中村吉三郎
- 山崎国之進:中村吉次
- 大滝五郎蔵:綿引勝彦
- 三次郎:藤巻潤
- おとき:江戸家まねき猫
- 網虫の久六:草薙幸二郎
- ナレーター:中西龍
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
- 企画:市川久夫 鈴木哲夫
- プロデューサー:能村庸一 佐生哲雄
- 音楽:津島利章
- 脚本:野波静雄
- 監督:原田雄一
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
- 制作協力:京都映画株式会社
中村吉右衛門の当たり役として、平成元年から平成10年までの10年間で133本放送し好評を得てきた『鬼平犯科帳』。今回は第4シリーズをお届けする。
いつの世にも悪は絶えない…。徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。
独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改方の長官こそ長谷川平蔵。人呼んで鬼の平蔵である。
その平蔵の活躍を描いた人気時代劇!(全18話)


