- 時代劇
- 字
2024年2月5日(月) 18:35~19:30
<時代劇>『鬼平犯科帳 第3シリーズ』
2024年2月5日(月) 18:35~19:30
第18話「密偵たちの宴」
毎週(月) 18:35~19:30
火付盗賊改方長官として、盗賊たちを恐れされていた長谷川平蔵(中村吉右衛門)。平蔵の活躍を影で支えていたのが、相模の彦十(江戸家猫八)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦)、おまさ(梶芽衣子)ら密偵だった。
ある夜、五郎蔵の家で密偵たちが酒盛りをしていた。話題は、最近の盗賊の道義が地に落ちているということだった。外道にお盗めの見本を見せてやりたい、という小房の粂八(蟹江敬三)の言葉に皆も共感する。伊三次(三浦浩一)は、狙うなら浅草の町医者、竹村玄洞(戸浦六宏)がいいとまで言い出す。裏で金貸しをしているが、ひどい強欲者だという。
一人冷静なおまさは、気が気ではない。が、皆やる気になり翌日から玄洞宅の下見まで始まる。平蔵は、そんな密偵たちを見て、いぶかしがる。
そんなある日、平蔵から密偵たちに招集がかかる。上方を荒らす凶悪な盗賊、鏡の仙十郎が江戸に入るという情報が入ったからだ。全力で調べるようにとの命令だ。玄洞宅を狙う話もおあずけとなった。
半年後、五郎蔵が上方の盗賊草間の貫蔵(当銀長太郎)を見かける。貫蔵とひそひそ話をした女が玄洞宅に入っていった。女は玄洞の後添え。先妻は半年前に不審死を遂げていた。報告を受けた平蔵は、女が引き込みで仙十郎が襲うのは玄洞の金蔵だと断定。押し込み強盗の日取りも突き止めた平蔵は、配下らと一味を取り押さえる。
玄洞は平蔵に礼を言う。が、翌朝に金蔵から九百両が盗まれていたことを知ると平蔵をなじり、「三日以内に取り戻せぬなら腹を切れ」と詰め寄るが…。
- <出演者>
- 長谷川平蔵:中村吉右衛門
- 酒井祐助:勝野洋
- 沢田小平次:真田健一郎
- 山田市太郎:三ツ矢真之
- 竹内孫四郎:中村吉三郎
- 山崎国之進:中村吉次
- おまさ:梶芽衣子
- 小房の粂八:蟹江敬三
- 伊三次:三浦浩一
- 大滝の五郎蔵:綿引勝彦
- 相模の彦十:江戸家猫八
- おとき:江戸家まねき猫
- 竹村玄洞:戸浦六宏
- ナレーター:中西龍
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
- 企画:市川久夫、鈴木哲夫
- プロデューサー:能村庸一、佐生哲雄
- 音楽:津島利章
- 脚本:野上龍雄
- 監督:高瀬昌宏
- 制作:フジテレビ/松竹株式会社
- 制作協力:京都映画株式会社
中村吉右衛門の当たり役として、平成元年から平成10年までの10年間で133本放送し好評を得てきた『鬼平犯科帳』。今回は第3シリーズをお届けする。
いつの世にも悪は絶えない。徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改方の長官こそ長谷川平蔵。人呼んで鬼の平蔵である。その平蔵の活躍を描いた人気時代劇!(全18話)