
- 時代劇
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2023年6月12日(月) 18:35~19:30
<時代劇>『鬼平犯科帳 第2シリーズ』
2023年6月12日(月) 18:35~19:30
第4話「托鉢無宿」
毎週(月) 18:35~19:30
品川の宿場を巡回していた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、ぼろぼろの法衣をまとった托鉢僧と出会う。平蔵は、とっさに相手を御家人育ちの井関録之助(夏八木勲)と認めた。父親が道楽で家をつぶし浪人となったなれの果てで、平蔵とは幼なじみだった。
その録之助は、神社で昼寝をしていると「目指すは隣りの質屋」という盗賊の会話を聞いてしまう。そのため、鍋蔵(江藤潤)と惣助(うえだ峻)の二人に命を狙われるが、剣の腕が立つ録之助にはかなわない。
鍋蔵らの首領、古河の富五郎(五味龍太郎)は、部下の失敗を許さない冷酷な男。二人は頭に内緒で録之助を殺す決意をする。押し込み強盗で金を作り、百両で殺し屋に始末を頼む。
雇われたのは、浪人・菅野伊介(深水三章)。録之助に斬りかかるが、逆に組み敷かれ覆面をはがされる。何と、録之助が昔面倒を見た男だった。録之助は、金のために殺しをするまで堕落した菅野を一喝。菅野は、録之助の法衣に犬の血をつけて、元締めに渡して金をもらった。
法衣をなくし、ふんどし一枚になった録之助は平蔵を訪ねる。温かく迎えられた録之助は、ことの次第を平蔵に話し、菅野の助命を願う。本妻から追い出され浪人となった身の菅野を見捨てておけなかったのだ。平蔵は、命がけで働いてみるか、と仕事への協力を求める。
張り切る録之助は、菅野も一緒にと頼むが、平蔵は「この事件が落着してから」と何か考えがある様子。「一件落着の後」と聞いた菅野も何かを悟ったような様子で…。
Ⓒ松竹
- <出演者>
- 長谷川平蔵:中村吉右衛門
- 長谷川久栄:多岐川裕美
- 井関録之助:夏八木勲
- 山田市太郎:小野田真之
- 酒井祐助:柴俊夫
- 沢田小平次:真田健一郎
- 竹内孫四郎:中村吉三郎
- 山崎国之進:中村吉次
- 粂八:蟹江敬三
- おまさ:梶芽衣子
- 菅野伊介:深水三章
- 寝牛の鍋蔵:江藤潤
- ナレーター:中西龍
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
- 企画:市川久夫、鈴木哲夫
- プロデューサー:能村庸一 佐生哲雄
- 音楽:津島利章
- 脚本:小川英
- 監督:大洲斎
- 制作:フジテレビ/松竹株式会社
- 制作協力:京都映画株式会社