
- ドキュメンタリー
2025年9月21日(日) 18:00~19:55
『モネに恋した日本画家~80歳、「睡蓮」に挑む』
2025年9月21日(日) 18:00~19:55
昨年(2024年)、印象派の巨匠モネゆかりのフランス・ジヴェルニー印象派美術館で、4か月にわたり、一人の日本人画家の展覧会が開催され、世界の注目を集めた。日本画家・平松礼二(83歳)が敬愛するクロード・モネへのオマージュとして描いた全長90mに及ぶ14点の巨大屏風絵。
50歳でモネの「睡蓮」に出会い衝撃を受けた平松は、以来30年間、モネの家やモネの池に通い、軽井沢のアトリエにはモネと同じ睡蓮の池まで造り、ひたすら池を見つめ、描いてきた。そして、80歳を目前に画家人生最大の試みといえる90mの屏風の構想を抱いた。
「自分が長年培ってきた“日本画の技法”と“日本画の材料”で、果たしてモネの池を描き切れるだろうか?」
出来上がったのは、モネとは全く別のポップできらびやかな屏風群。屏風を彩る何万枚の花びらや箔できらめく水面の光・・・フランス人をも魅了する鮮やかな色の世界が、平松礼二「睡蓮交響曲」だ。
番組では、2020年から始まった屏風の創作に密着。新型コロナや骨折入院を乗り越え生まれた作品は、独創的な技法で日本画の新境地を開き、ヨーロッパのファンをも魅了した。
浮世絵に恋したモネとモネに恋した日本画家。100年の時空を超えた魂の交流を描く。
- <出演者>
- 平松礼二
- ナレーション:佐々木恭子
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『モネに恋した日本画家~80歳、「睡蓮」に挑む』
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