『みんなでSDGs』

日本の出生数は年々減少し、2023年は過去最少となった。育児に対する経済的負担や、仕事との両立など不安や悩みを抱える子育て世帯への支援が必要だ。そんな中、埼玉県で子育て中の支援が必要な世帯にむけておむつを宅配する活動を行っている団体がある。こども食堂を運営していたが、心配な子供の家庭に直接アプローチできたらとこの活動も始めた。月に１回おむつやベビー用品を届け、子育ての悩みなどを聞く。生活困窮だけでなく、初めての子育てでよく分からなかったり、親からの支援がない、始めての土地で地域でつながりも全くないという世帯が多いと言う。そんな世帯に子育てを含め、生活全般の悩みを聞いて行政につなげていく。また宅配は子育てのソーシャルワークの有資格者が行うことで子育て世帯の不安の解消になり、心の支えにもなっている。自分たちでどうにかしようとする子育て世帯が孤立しないようこどもとその世帯を地域で見守っていきたい。