＜名作ドラマアワー＞『101回目のプロポーズ』

　薫（浅野温子）は、マンションでチェロの練習をしている。「一緒に暮さないか」と言う藤井（長谷川初範）、「司法試験に合格したら、あの教会に婚約指輪を置いておきます」と言った達郎（武田鉄矢）。二人の顔が浮かんできた。薫は達郎に、合格祈願のお守りを渡そうとした。マンションを訪ねると達郎は留守。達郎は近くの神社でお百度参りをしていた。物陰からそれを見つめる薫。　藤井は近く営業二部の部長になる。そんな藤井に薫はプロポーズの返事を…。そして達郎の司法試験発表の日。薫は教会へ出かけた。祭壇に指輪のケースが…。

100回目のお見合いで出会った、死んだ婚約者を忘れられない薫（浅野温子）に、フラれてもフラれてもアタックするサエない中年男・達郎（武田鉄矢）の、涙と笑いの恋愛を描いたラブストーリー。
建築会社の万年係長・星野達郎（武田鉄矢）は、真面目が取柄の中年サラリーマン。一見カッコ良いが実はアニメオタクの弟・純平（江口洋介）と暮らしている。99回の見合いで断られ続け、すっかり自信を失っている達郎に100回目の見合い話が舞い込む。相手はチェロ奏者の矢吹薫（浅野温子）。そんな彼女に当然のように断られた達郎だが、どうしても諦めきれずに、猛烈なアタックを開始した。始めは戸惑っていた薫だが、達郎の純粋な心に触れ、次第に心を開いていく…。（全12話）