『口コミで巡るASIAの観光都市』

　ボニンブルーと呼ばれる島、それが小笠原諸島。江戸時代に発見された小笠原は「無人島（ぶにんじま）」と呼ばれその後移住した欧米系島民の間で「ブニン」が「ボニン」へと転訛した。そこで沖縄にもハワイにもない、小笠原特有の海の色がボニンブルーとして定着した。東京都でありながら沖縄県那覇市と緯度がほぼ同じで気候は温暖で過ごしやすいが、一週間に一便しか船の往来が無く、物資や人の流通もこの船のみで行われる。
　そんな小笠原観光での最大の魅力はやはりドルフィンツアー！船で沖に行けば野生の中で泳いでいるイルカを間近で見るだけでなく運が良ければ一緒に泳ぐことも可能。また、時期によってはクジラも見ることができ、絶対に外せないマリンアクティビティ。浅瀬でのシュノーケリングでは70年以上前に座礁した沈没船を見ることが出来たりと海の魅力を存分に味わうことができる。
　海だけでなく小笠原諸島はネイチャーガイドツアーやトレッキングでその恵まれた豊かな自然を体感しながら絶景スポットを巡ることもできる。観光客による外来種の植物の付着などにも最大限配慮されており、小笠原諸島のありのままの自然を残す取り組みが行われている。
　そんな世界自然遺産にも認定された小笠原諸島独特の自然と文化、歴史を学べる施設や絶景スポット、伝統工芸から小笠原名物のグルメなど訪れた際に役に立つ情報をお届けする30分。