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2024年4月2日(火) 16:00~18:00
<名作ドラマ劇場>『名司会者・寿鶴子 殺人スピーチ』
2024年4月2日(火) 16:00~18:00
寿鶴子(泉ピン子)は、ウエディングプランナーであると共に、結婚式の名司会者。彼女の機転のお陰で、ピンチを何とか乗り越えた式も数知れず。人の幸せを祝福する仕事に携わっているにも関わらず、当の鶴子はいまだに独身。亡き父が営んでいた骨董品店で、寡黙ながらも、常に鶴子のことを気遣う番頭の鼓太郎(北村総一朗)との二人暮らし。妹の亀子(柴田理恵)は、皮肉にも葬儀社に勤める男と同居中。喋りの上手な鶴子を頼って、葬式のスピーチをお願いすることもしばしば…。鶴子の勤めるブライダル会社社長の華子(岡本麗)とは家族ぐるみの付き合いで、お互い言いたいことはズバズバ口に出しながらも、心の中では互いを思いあう絆で結ばれている。
そんな鶴子たちが、ある大会社の重役の娘・真弓(増田未亜)の披露宴を担当することになった。我がまま放題に育った真弓は、間際になっての料理の変更といった無理難題を鶴子たちに要求する。さらに、引き出物まで、著名な陶芸家・安斎(小野寺昭)の花瓶にしたい、高校時代の陶芸部の特別講師だったから了解もしてもらったのだという。
披露宴当日。沢山の列席者たち。安斎まで出席している。だが、真弓の友人である紀子(七森美江)・志保(春木みさよ)は、どこか鼻白んだ様子。また、真弓の携帯には、「死ね」と書かれたメールが送られる。
そして、お色直しの最中に、真弓が純白のウエディングドレスを真っ赤に染めた刺殺体で発見された!第一発見者は、自分も傷を負った安斎だ。ナイフを持った若い男が花嫁控え室から飛び出して来て逃げて行ったと証言する安斎。
現場に駆けつけた刑事は、健之助(田中健)。彼の顔を見て驚愕する鶴子。実は、健之助は、25年前に別れてしまった、鶴子の最初で最後の恋人だったのだ…。
一見、我がままな真弓の、実は純粋で優しい部分を知っていた鶴子は、せめてもの供養のために、真弓の葬儀の司会を引き受ける。だが、その会場の裏手で、紀子が、真弓の結婚相手であった正敏(萬雅之)に言い寄っている姿を目撃してしまう。亀子や華子の反対を振り切って、次第に事件に首を突っ込んでいってしまう鶴子。そして、第二の殺人事件が起こり…。
- <出演者>
- 泉ピン子
- ・
- 岡本麗
- 柴田理恵
- 北村総一朗
- 小野寺昭
- 増子倭文江
- 増田未亜
- 萬雅之
- 七森美江
- 春木みさよ
- 竹内彩恵
- 仲島らん
- 田中健
- ほか
- <スタッフ>
- 企画:荒井昭博・保原賢一郎
- プロデューサー:照喜名隆・角田正子
- 脚本:深沢正樹
- 監督:中山史郎
- 制作:フジテレビ/ザ・ワークス