相関図

キム・タック
「卓越を求める」という意味の名前を持つ正義感の強い主人公。父親の顔を知らずに育つが、ク・イル チュンの長男であることが発覚してひきとられる。何者かに連れ去られた母の行方を捜すためにク家を飛び出し、師匠パルポンの指導のもとで製パンの才能を開花させてゆくが…。
ク・マジュン
ク家の後継者として育ち、人一倍プライドが高い。自分の出生の秘密を知って心に傷を負い、イルチュンの才能を譲り受けたタックに劣等感を募らせてゆく。ソ・デジョとの仮名を使ってパルボンに弟子入りし、製パンの技術とユギョンをめぐってタックと葛藤を繰り返すが…。
シン・ユギュン
幼い頃、父親の虐待から守ってくれたタックと12年ぶりに再会して愛を育むが、マジュンからも想いを寄せられる。自分を見下すインスクや不平等な世の中への復讐心からタックとの愛を諦め、マジュンを受け入れるが…。
ヤン・ミスン
パルポン先生の孫で5歳からパン作りを始めた神童。ケーキ職人を夢見て、周囲の目を盗んではケーキ開発に明け暮れている。明るく面倒見の良い性格で、母親を探すタックに同情して手助けをするうちに恋してしまう。
ク・イルチュン
コソン食品の会長。信念が強くて保守的な考えの持ち主。政略結婚したインスクに愛情が抱けず、心を寄せたミスンとの間にタックを授かる。タックの天性の才能と人間性に目をかけて自分の戸籍に入れようとするが…。
ソ・インスク
気品あふれる会長夫人を装っているが、内面に邪悪な心を持つ。ミスンがイルチュンの息子を授かったことに激怒し、スンジェの血を引くマジュンをイルチュンの息子と偽って後継者にしようともくろむ。
ハン・スンジ
コソン食品の秘書室長。幼い頃からインスクを愛していたが、彼女の野望を満たすために手放した過去を持つ。イルチュンの忠実な部下を装いながら、裏ではマジュンを後継者にするためにタックを何度も窮地に陥れる。
キム・ミスン
元ク家の使用人。お腹の子供を亡きものにしようとするインスクから逃れるために身を隠し、女手ひとつで育てる。タックの将来のためにク家に舞い戻るが、その後、腕に風車の刺青をした男に拉致されて失踪する。
ホン女史
イルチュンの母で厳格で頑固な人物。コソン食品の跡継ぎとなる男児を産めないインスクにつらくあたり、ミスンとイルチュンの関係を容認する。マジュンの出生の秘密を知ったことでインスクと言い争いになるが…。
ク・ジャギョン
ク家の長女。父親譲りの性格で責任感が強く几帳面。後継者としての適性を持ちながらも女性という理由でその座につけないことに悔しさを感じている。
ク・ジャリム
ク家の二女。自由奔放で自分の利益を最優先するが、素直で憎めないク家のトラブルメイカー。大学時代に学生運動に足を踏み入れユギョンと親しくなる。
オ・ドゥヨン(パルポン先生)
見た目は普通のおじいさんだが、実は製パン界の生きた伝説と呼ばれる達人。タックの才能と情熱を見抜き、周囲の反対を押し切って弟子入りさせる。人間味があって思慮深く、タックに技術と人生の教訓を教える人物。
ヤン・インモク
パルポン先生の娘婿と同時に一番弟子でもある。真面目で融通が利かない職人気質だが、人情に厚い。タックにとことん厳しく接してはいるが、内心ではその才能を認めている。
オ・ヨンジャ
職人気質の父と夫を明るく支えるミスンの母。タックをとてもかわいがる。おおらかな性格で、ミスンがタックを好きなことに最後まで気がつかない。