紀元1世紀の初め。朝鮮半島北部ではドラマ『朱蒙』の主人公チュモンが建てた高句麗が、『風の国』の主人公ムヒュルの代となり、強大な国として勢力を誇っていた頃。朝鮮半島南部では、まだ小さな部族がバラバラに存在し互いに牽制しあっていた。そんな小部族をまとめ上げ、優秀な製鉄技術と海洋貿易で名を馳せる国家《伽耶》の初代王になったのがキム・スロだ。 本作は、王になると予言されたキム・スロが数々の試練を乗り越えて成長し、民に絶大な支持を得る王となっていく姿を描いている。

主人公キム・スロは日本でも絶大な人気を誇る韓流スター、チソンが演じる。チソンは役作りのために武術と馬術、剣術の特訓を行い、演技面では初期の明るくやんちゃな青年から次第に王になるカリスマを身につけていく過程を演じ分けている。スロの母でありながら敵という難しい役にベテラン演技派女優ペ・ジョンオクを、正面からの敵役にカリスマ俳優ユ・オソンを投入。ドラマ『王と私』で王を演じたコ・ジュウォンは、スロと王座を争うライバルとして登場する。インドから来てスロを助け王妃になるソ・ジヘは、ドラマ『シンドン』でも他国から来て王妃になる役を演じたことがある。スロと大悲恋を演じるカン・ビョルは、このドラマを通じてニュースターに躍り出た。出演するドラマが高視聴率のイ・ピルモはキム・スロと友人だがやがて裏切ってしまうソク・タレ役で時代劇初出演。味方なのか敵なのかわからない屈折した役を演じ切ってみせている。 (全32話・吹き替え)

 クヤ国は優秀な鉄器製造技術によって栄えているが、9つの村の部族長たちの合議制で成り立っていて王がいない国だった。北方から来た女の息子が王になるという予言を受けた祭祀長イビガは、船が難破して流れ着いたチョンギョン妃をその女だと考え求婚する。チョンギョン妃も自分の子が王になると信じ、イビガを受け入れてイジナシを産み、王になる教育をほどこしていく。だが、予言の主はチョンギョンが産み、難破船で死んだと思ったスロだった。浜で拾われたスロは鍛冶長チョバンの子として優秀な鍛冶職人に成長していく。スロは自分が王になるなどとは思っていない。だが、運命は彼に王への道を示し、数々の試練を与えていく。やがてスロを中心に、自分が王になると信じるイジナシと部族長のひとりシングィガン、ひそかに野望を燃やすソク・タレも加わって熾烈な戦いの幕が開ける。