
- 時代劇
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2024年10月25日(金) 08:55~10:00
<時代劇名作選>『剣客商売 '73』
2024年10月25日(金) 08:55~10:00
第21話「逆転仇討ち」
毎週(月)~(金) 08:55~10:00
遠州・掛川藩で、家中の伊丹源四郎(村山達也)が同僚・高木左門(竜崎勝)の妹を凌辱して自害させ、おまけに非を説く兄妹の父まで闇討ちにかけるという事件が起こった。左門の復讐を恐れる卑劣な源四郎は江戸に出奔、実家の父・梶原将監(江見俊太郎)を頼る。梶原家は大身の旗本である。一方、左門も源四郎の行方を追って江戸へ向かった。
梶原家御用達の豪商・大黒屋(植村謙二郎)は、忠義づらをするのはここぞとばかり、一芝居打つ。秋山大治郎(加藤剛)の耳に、左門が極悪人だと吹き込んで持ち前の正義感をあおり立て、両人を対決させるのだ…。
Ⓒ東宝
- <出演者>
- 秋山大治郎:加藤剛
- 秋山小兵衛:山形勲
- おぬい:木村由貴子
- 太吉:簾内滋之
- おかよ:うつみみどり
- 目明し弥七:山田吾一
- 高木左門:竜崎勝
- 大黒屋利兵衛:植村謙二郎
- 梶原将監:江見俊太郎
- 伊丹源四郎:村山達也
- 矢野要:東野孝彦
- 万三:堺左千夫
- 語り手:黒沢良
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎
- 脚本:沼田幸二・桜井康裕
- 音楽:山倉たかし
- 監督:高瀬昌弘
- 制作:東宝・俳優座・フジテレビ
時は老中・田沼意次全盛時代。無名の剣客・秋山大治郎(加藤剛)が修行の旅より江戸へ戻ってきた。大治郎は父・小兵衛(山形勲)と12年ぶりの再会を果たす。小兵衛は江戸でその名を知られた無外流の達人だったが、今は道場を閉めて、悠々自適の生活を送り、親子ほども歳の違うおはる(梶三和子)を妻にしていた。剣の道一筋の息子・大治郎と、人生を達観した父・小兵衛。同じ剣客でありながらも異なる人生を歩む父子の前に立ちはだかる事件の数々を、2人はどう解決するのか?
藤田まこと主演で人気を博した『剣客商売』だが、本作が『剣客』初のテレビシリーズ化に当たる。藤田版と異なり、息子の大治郎が主役として描かれている。また池波正太郎の原作にある魅力に加え、ホームドラマや青春もののテイストが取り入れられているのも特徴。加藤剛は当時生まれた息子に大治郎と名づけるほどの入れ込みようで、後に舞台などでも大治郎役を演じている。(1973年・全22話)