
- 時代劇
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2024年10月10日(木) 08:55~10:00
<時代劇名作選>『剣客商売 '73』
2024年10月10日(木) 08:55~10:00
第10話「嘘とまことの間」
毎週(月)~(金)08:55~10:00
侠客鎌屋辰蔵(安部徹)は、男手一つで手塩に掛けてきた可愛い一人娘のお菊(徳永れい子)が、旗本・村松左馬之助(灰地順)の息子・伊織(太田博之)と、親に隠れて密会を重ねていると知り激怒する。辰蔵は、お菊を目明し弥七(山田吾一)の家に軟禁した。
一方、村松の屋敷でも町娘との色事などはもってのほか、談判に来た辰蔵に「町人の分際で」と毒づく。伊織を斬ると息巻く辰蔵。左馬之助は、伊織を秋山大治郎(加藤剛)の道場に避難させる。
Ⓒ東宝
- <出演者>
- 秋山大治郎:加藤剛
- 秋山小兵衛:山形勲
- 小兵衛の妻・おはる:梶三和子
- 目明し弥七:山田吾一
- 弥七の女房・おみね:片山真由美
- 弥七の妹・おとき:関根恵子
- 太吉:簾内滋之
- 佐々木三冬:音無美紀子
- 村松伊織:太田博之
- 村松左馬之助:灰地順
- 村松伊佐:北川恭子
- 鎌屋辰蔵:安部徹
- お菊:徳永れい子
- おきち:津路清子
- 語り手:黒沢良
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎
- 脚本:安倍徹郎
- 音楽:山倉たかし
- 監督:高瀬昌弘
- 制作:東宝・俳優座・フジテレビ
時は老中・田沼意次全盛時代。無名の剣客・秋山大治郎(加藤剛)が修行の旅より江戸へ戻ってきた。大治郎は父・小兵衛(山形勲)と12年ぶりの再会を果たす。小兵衛は江戸でその名を知られた無外流の達人だったが、今は道場を閉めて、悠々自適の生活を送り、親子ほども歳の違うおはる(梶三和子)を妻にしていた。剣の道一筋の息子・大治郎と、人生を達観した父・小兵衛。同じ剣客でありながらも異なる人生を歩む父子の前に立ちはだかる事件の数々を、2人はどう解決するのか?
藤田まこと主演で人気を博した『剣客商売』だが、本作が『剣客』初のテレビシリーズ化に当たる。藤田版と異なり、息子の大治郎が主役として描かれている。また池波正太郎の原作にある魅力に加え、ホームドラマや青春もののテイストが取り入れられているのも特徴。加藤剛は当時生まれた息子に大治郎と名づけるほどの入れ込みようで、後に舞台などでも大治郎役を演じている。(1973年・全22話)