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2024年7月4日(木) 18:30~19:25
<時代劇>『剣客商売 第5シリーズ』
2024年7月4日(木) 18:30~19:25
第3話「越後屋騒ぎ」
毎週(木)18:30~19:25
秋山小兵衛(藤田まこと)は上野の山で、幼い子供が誘拐される現場に遭遇した。小兵衛は石松(ボブ鈴木)という誘拐犯の後を追い、杖で額を一撃した。さらに、子供を乗せて走り去ろうとする駕籠に杖を投げる。杖は駕籠かきの足にからまり、駕籠が放り出される。駆けつけた小兵衛が助けたのは、日本橋の越後屋の跡取り息子の伊太郎(中根健太)だった。
小兵衛は伊太郎を連れて元の場所に戻る。湯島の長兵衛(峰岸徹)という岡っ引きが現場を仕切っていた。長兵衛は態度が横柄な上に、老人が一人で子供を取り戻せるはずがないと、小兵衛を怪しんだ。
越後屋は江戸で五指に入る蝋燭問屋だが、跡取り息子が危機を救われたのに、翌日になって番頭の庄三郎(坂本あきら)が来るだけで、誠実さが感じられない。しかも小兵衛に、事件のことは口外しないように言う。持参した菓子折りには小判が詰まっていた。
越後屋の当主は伊太郎の父親の半太郎(平田一樹)だが、店の実権はその父親の弥兵衛(草薙幸二郎)が握っていた。店は一月前から、何者かにゆすられていた。店の内幕を表に出されたくなかったら、金を出せとの脅迫状が届いている。誘拐騒ぎの翌日にも千両出せとの脅迫状が来ていた。越後屋の相談相手になっている長兵衛は、「金を出した方がいい」と言うのだが、弥兵衛は、「いわれのない金は払わない」と拒絶し…。
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 秋山大治郎:山口馬木也
- 佐々木三冬:寺島しのぶ
- おはる:小林綾子
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 湯島の長兵衛:峰岸 徹
- 越後屋弥兵衛:草薙幸二郎
- 庄三郎:坂本あきら
- 田沼意次:平 幹二朗
- ナレーター:橋爪 功
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(新潮文庫刊)
- 音楽:篠原敬介
- 美術監修:西岡善信
- 監督:小野田嘉幹
- 企画:能村庸一、武田功
- 脚本:野上龍雄
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
池波正太郎原作による人気時代劇「剣客商売」の第5シリーズ。対照的な性格の剣客父子がさまざまな事件に出会い解決して行く姿を、江戸の町の情緒や人情を交えながら描き出す。今回は、大治郎と三冬夫婦に長男・小太郎が誕生し、これまでの小兵衛と大治郎のハードな剣客の世界に新たにアットホームな要素も加わる。