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2025年4月17日(木) 18:30~19:25
<時代劇>『剣客商売 第4シリーズ』
2025年4月17日(木) 18:30~19:25
第7話「騙された男」
毎週(木)18:30~19:25
新婚の秋山大治郎(山口馬木也)と佐々木三冬(寺島しのぶ)のところに、秋山小兵衛(藤田まこと)の旧友で一刀流の達人、学者でもある笠原源四郎(石田太郎)が居候をしていた。
さすがに新婚と気づいて退散し、不二楼に移った。
秋山父子を知る中沢春蔵(矢崎滋)という浪人は、腕は立つが人生に投げやりだ。
ある日、中沢は賭場で知り合った平吉(谷口高史)という男から「悪い侍を叩きのめして欲しい」と前金五両を渡され、詳しい事情も聞かずに引き受けた。
二日後の夜、中沢は平吉に手引きされ、酔って歩いている侍を棍棒で殴って気絶させた。
翌日中沢は大治郎を訪ね、借りていた一両を返した。
そこに小兵衛と弥七(三浦浩一)が来て、不二楼を出た笠原が、夜道で殺されたと告げる。
棍棒のようなもので殴られ、倒れているところを背中から刺された、と言う。中沢は耳を疑った。
小兵衛と弥七は不二楼に急ぐ。中沢も後を追う。
その理由をしどろもどろに「殺されたお方が先生のお知り合いと聞き、座視できないので」と言った。
小兵衛と弥七は、中沢の態度が尋常でないのを不審に思った。
中沢は不運な男だった。剣の腕で将来が期待されていたが、ある日、溺愛していた三歳の娘が、妻が目を離したすきに野良犬に噛まれて死んだ。
その自責の念で、妻も川に身を投げて死んだ。以来中沢は、酒びたりの生活となったのだった。
だが、それでも武士の魂は失っていなかった中沢は、自分が殺人の片棒をかついだことで良心の呵責を感じ、平吉の行方を探そうとするが…。
Ⓒ松竹
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 秋山大治郎:山口馬木也
- 佐々木三冬:寺島しのぶ
- おはる:小林綾子
- 不二楼おもと:梶芽衣子
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 板前の長次:木村元
- 傘屋の徳次郎:山内としお
- およね:江戸家まねき猫
- 飯田粂太郎:尾上寛之
- 中沢春蔵:矢崎滋
- ナレーター:橋爪功
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(新潮文庫刊)
- 企画:市川久夫 武田功(松竹) 金井卓也(フジテレビ)
- プロデューサー:能村庸一(フジテレビ) 佐生哲雄(松竹)
- 脚本:田村惠
- 音楽:篠原敬介
- 監督:高瀬昌弘
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社