
- 時代劇
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2025年2月6日(木) 18:30~19:25
<時代劇>『剣客商売 第3シリーズ』
2025年2月6日(木) 18:30~19:25
第2話「鬼熊酒屋」
毎週(木) 18:30~19:25
秋山小兵衛(藤田まこと)が時々訪ねる鬼熊酒屋は、小さな店だが酒も食い物もうまいし安い。
亭主の熊五郎(大滝秀治)は気難しく、他に迷惑をかけるような客は追い出してしまう。
いつだったか、「昔のよしみで助けてくれ」と金を無心に来た、与吉(左とん平)という初老の男を追い出してしまった。
小兵衛はそんな熊五郎が気に入ったのだが、その面構えから、「人の二、三人は殺しているような…」と思っていた。
ある日、小兵衛は鬼熊酒屋に向かう途中の野原で、熊五郎が腹を押さえてもがき苦しんでいるのを見た。
かなりひどい病のようだ。
店は娘のおしん(佐藤友紀)とその夫・文吉(木下ほうか)の三人でやっているのだが、
娘夫婦にも病気のことを言えないらしい熊五郎に、小兵衛は孤独の影を見た。
実は熊五郎はおしんの本当の父親ではなかった。
おしんが四歳の時、実の父親は喧嘩で死んだ。母親はすでに亡くなっていた。
父親の友人だという熊五郎が、孤児になったおしんを引き取って育てたのだった。
その頃、佐々木三冬(大路恵美)は、通りがかりに浪人に怒鳴られている老人を助けた。
熊五郎の店から追い出された与吉だった。
聞けば、与吉が浪人に押し込み強盗の片棒をかつぐように言ったという。
与吉に事情を聞くと、病気の娘の薬代のためと言う。三冬は同情した。
与吉が頼った浪人・南雲八郎(浪花勇二)は、凶悪な男だった。
熊五郎がかなり金をためていることを与吉から聞くと、仲間五人で鬼熊酒屋に向かった。
金を奪い、一家を皆殺しにするつもりでいるのだった…。
Ⓒ松竹
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 佐々木三冬:大路恵美
- おはる:小林綾子
- おみね:佐藤恵利
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 傘屋の徳次郎:山内としお
- 嘉助:江戸家猫八
- 小川宗哲:奥村公延
- 与吉:左とん平
- おしん:佐藤友紀
- 文吉:木下ほうか
- おさき:浅井江理名
- 南雲八郎:浪花勇二
- 熊五郎(鬼熊):大滝秀治
- ナレーター:橋爪功
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(新潮文庫刊)
- 企画:市川久夫 能村庸一 武田功
- プロデューサー:遠藤龍之介 保原賢一郎 佐生哲雄
- 脚本:田村惠
- 音楽:篠原敬介
- 監督:林徹
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社