
- 時代劇
- 字
2025年1月23日(木) 18:30~19:25
<時代劇>『剣客商売 第2シリーズ』
2025年1月23日(木) 18:30~19:25
第11話「妖怪小雨坊」(最終話)
毎週(木)18:30~19:25
秋山小兵衛(藤田まこと)の家の井戸端に、化け物のような顔をした男が現れた。
山伏くずれの法衣にぼさぼさの髪とひげ。
顔の色が紙のように真っ白く、口の中が異様に赤い。
その姿を見たおはる(小林綾子)は恐怖に震えた。
小兵衛が、妖怪変化を描いた「百鬼夜行の図」をおはるに見せると、「小雨坊」という妖怪を指さした。
それから七日後…小兵衛は越後新発田五万石の江戸屋敷用人・伊藤彦太夫(近藤正臣)からの密会の求めに応じた。
彦太夫は、自分はかつて大治郎(渡部篤郎)に右腕を斬り落とされた伊藤三弥(本宮泰風)の父親である、と言った。
この事件の非はすべて三弥にあることを認めている彦太夫は、行方不明になっていた三弥が江戸に現れたと話し、「復讐するかもしれない。
もしもの時には、三弥の命を絶ってもかまわない」と言った。
奇妙な密会であった。
小兵衛はなぜか、三弥と小雨坊の出現を結びつけて考えた。
さらに、伊藤彦太夫についての情報集めを三冬(大路恵美)に依頼した。
小兵衛の勘は当たっていた。
小雨坊の本名は伊藤郁太郎(遠藤憲一)。三弥の腹違いの兄だった。
幼い時に母が死に、父が再婚したためにうとまれた郁太郎は、家臣の手で越後の山中で育てられた。
青年期には羽黒山の山伏のもとで剣の腕を磨いた。
三弥は自らの復讐のために、越後で暮らしている兄を探し出し、江戸に呼んだのだった…。
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 秋山大治郎:渡部篤郎
- おはる:小林綾子
- 佐々木三冬:大路恵美
- おもと:梶芽衣子
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 板前の長次:木村元
- 傘屋の徳次郎:山内としお
- おみね:佐藤恵利
- 伊藤彦太夫:近藤正臣
- 伊藤郁太郎:遠藤憲一
- 伊藤三弥:本宮泰風
- 橋本兵助:南条豊
- ナレーター:橋爪功
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(新潮文庫刊)
- 企画:市川久夫 能村庸一 武田功
- プロデューサー:遠藤龍之介 保原賢一郎 佐生哲雄 足立弘平
- 脚本:古田求
- 音楽:篠原敬介
- 監督:舛田明廣
- 制作協力:松竹京都映画株式会社
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
江戸中期の田沼時代を舞台に、時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の時に厳しく、時にほほえましい親子関係を叙情豊かに描いた藤田まこと主演の人情時代劇。
大好評の第1シリーズに引き続き、第2シリーズ(全十一話)を放送。