
- 時代劇
- 字
2021年1月21日(木) 18:05~19:00
<時代劇>『剣客商売 第2シリーズ』
2021年1月21日(木) 18:05~19:00
第2話「暗殺」
毎週(木) 18:05~19:00
秋山大治郎(渡部篤郎)は偶然、駕籠に乗った若い侍(上杉祥三)が三、四人の男に襲われているのを目撃し、襲撃者を蹴散らした。男の傷は重く、「女が待っている・・」と大治郎に言った後息絶えた。男の懐中から百両が…。大治郎は父・小兵衛(藤田まこと)にことの次第を報告した。
その翌日、小兵衛の家にお秋(森口瑶子)という居酒屋の女が訪ねて来て「斬られて死んだ侍の墓を教えてほしい」と言う。奇妙な話だが、小兵衛はちょうど家に来ていた佐々木三冬(大路恵美)を伴ってお秋を墓に連れて行く。墓に眠る侍の名は誰も知らない。お秋によると侍は居酒屋の客で、店で血を吐いて倒れたのをお秋が看病した。その恩返しに、借金がかさんで他所へ身売りしようとしているお秋に「金を作ってくるから待っていろ」と言って姿を消したという。
侍は笹野小文吾(上杉祥三)という名の男だった。五千石の旗本・杉浦丹後守(立川三貴)の屋敷に勤めていたが、あることで主人をゆすり、百両を出させてお秋のところへ行く途中、杉浦の刺客に襲われたのだった。
杉浦の屋敷では、用人の鈴木市兵衛(本田博太郎)が中心となって、大治郎の身辺を洗い、刺客をしむけた。だが大治郎は撃退、一緒にいた岡っ引きの弥七(三浦浩一)が逃げる刺客を尾行して、ようやく雇い主が杉浦丹後守であることが分かった。
弥七は、小文吾が丹後守の手文庫から、将軍から拝領した刀の鍔と、もう一つ何かを盗んで逃げた後、今度はそれを返すから百両出せ、とゆすっていた事実をつかむが・・・。
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 秋山大治郎:渡部篤郎
- おはる:小林綾子
- 佐々木三冬:大路恵美
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 傘屋の徳次郎:山内としお
- おみね:佐藤恵利
- お秋:森口瑶子
- 笹野小文吾:上杉祥三
- 杉浦丹後守:立川三貴
- 鈴木市兵衛:本田博太郎
- ナレーター:橋爪 功
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎
- 企画:市川久夫 能村庸一 武田 功
- プロデューサー:遠藤龍之介 保原賢一郎 佐生哲雄 足立弘平
- 脚本:中村 努
- 音楽:篠原敬介
- 監督:井上 昭
- 制作協力:松竹京都映画株式会社
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
江戸中期の田沼時代を舞台に、時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の時に厳しく、時にほほえましい親子関係を叙情豊かに描いた藤田まこと主演の人情時代劇。
大好評の第1シリーズに引き続き、第2シリーズ(全十一話)を放送。