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2025年11月27日(木) 18:30~19:25
<時代劇>『剣客商売 第2シリーズ』
2025年11月27日(木) 18:30~19:25
第8話「悪い虫」
毎週(木) 18:30~19:25
秋山大治郎(渡部篤郎)は深川・富岡八幡宮の門前で、無頼の浪人三人にからまれている商家の手代を助けた。
斬りかかる相手をあっと言う間に峰打ちで倒すその腕を見て、道場に帰る大治郎の後をつけている男がいた。
当時の江戸には、辻売りの鰻屋という商売があった。道端に縁台を出し、その上で鰻を焼いて売るのである。
その辻売りの鰻屋、又六(徳井優)である。
又六は大治郎に土下座をして、「この俺に剣術を教えておくんなせえ」と頼んだ。
又六は辛い日々を送っていた。
いくら働いても、大首の仁助(六平直政)というならず者が来て、売上を奪って行く。仲間を何人も引き連れて暴力を振るうため、抵抗出来ない。
ある日、仁助は「来ないでほしければ、十日で十両用意しろ」と言った。
又六は自分が力をつけて、仁助と戦う決意をしたのだ。
大治郎は又六に「剣術の修行にはまず十年はかかる」と言った。
ところが又六は「十日で強くしてほしい」と言い、やっと貯めた五両の金を大治郎に渡した。
大治郎から事情を聞いた秋山小兵衛(藤田まこと)は、「力になってやろう」と言った。
小兵衛の指示で、弥七(三浦浩一)が仁助の素性を調べた。
仁助は本所・深川あたりでは鼻つまみのワルだが、浅田源蔵(伊藤高)という素行の悪い御家人と親しいため、岡っ引きも手が出せないでいた。
短い期間とはいえ大治郎が又六を鍛えた後、さらに小兵衛が特別な修行をさせた。
そして十日経ったある日…。

©松竹
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 秋山大治郎:渡部篤郎
- おはる:小林綾子
- 佐々木三冬:大路恵美
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 傘屋の徳次郎:山内としお
- 不二楼おもと:梶芽衣子
- 又六:徳井優
- 大首の仁助:六平直政
- おしま:石井トミコ
- 浅田源蔵:伊藤高
- ナレーター:橋爪功
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(新潮文庫刊)
- 企画:市川久夫 能村庸一 武田功
- プロデューサー:遠藤龍之介 保原賢一郎 佐生哲雄 足立弘平
- 脚本:田坂 哲
- 音楽:篠原敬介
- 監督:小野田嘉幹
- 制作協力:松竹京都映画株式会社
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
江戸中期の田沼時代を舞台に、時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の時に厳しく、時にほほえましい親子関係を叙情豊かに描いた藤田まこと主演の人情時代劇。
大好評の第1シリーズに引き続き、第2シリーズ(全11話)を放送。


