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2025年10月4日(土) 15:30~17:00
『剣客商売 第1シリーズ』
2025年10月4日(土) 15:30~17:00
第1話「父と子と」
引退した名剣客・秋山小兵衛(藤田まこと)の一人息子・秋山大治郎(渡部篤郎)が、今を時めく老中・田沼意次(平幹二朗)の屋敷での武芸試合で次々と相手を打ち負かし、七人抜きをなしとげた。
意次に大治郎の腕を誉められ、小兵衛も気分がよい。
小兵衛は大治郎に自分の道場を譲り、自らは大川(隅田川)を渡った村の農家を買い取って隠居生活に入っている。
とはいえ、剣客は孤独、自分の道は自分で開くしかない、という考えの小兵衛。
道場は与えたものの、その他の面倒は見ず、大治郎にはまだ門弟は一人もいない状態だ。
小兵衛は六十歳。すでに妻を亡くしているが、十九歳の下女・おはる(小林綾子)に手をつけてしまい、夫婦同然の関係になってしまった。
二十五歳の大治郎には年下の「母」ということになる。
ある夜、田沼の屋敷での大治郎の活躍を見たという中年の武士が大治郎を訪ねてくる。
五十両で、ある人物の両腕の骨を折ってほしいという依頼である。それ以上詳しいことは何も言わない。
純真・誠実な大治郎は即座に断るとともに、ことの次第を父に報告した。
隠居したとはいえ小兵衛の剣客としての血が騒ぐ…。
無論、相手の武士は偽名。手掛かりは、武士が持っていた舟宿「不二楼」の提灯である。小兵衛が懇意にしている店だ。
女将のおもと(梶芽衣子)の話をきっかけに、相手が五千石の大身の旗本・永井和泉守(勝部演之)の用人・大垣四郎兵衛(鶴田忍)であるとを突き止める。
さらに、小兵衛のかつての弟子でもある岡っ引きの弥七(三浦浩一)の働きで、裏に驚くべき話のあることがわかった…。
©松竹 ©松竹
- <出演者>
- 秋山小兵衛:藤田まこと
- 秋山大治郎:渡部篤郎
- 佐々木三冬:大路恵美
- おはる:小林綾子
- 板前の長次:木村元
- 四谷の弥七:三浦浩一
- 傘屋の徳次郎:山内としお
- 生島次郎太夫:真田健一郎
- おみね:佐藤恵利
- 嘉助:江戸家猫八
- おもと:梶芽衣子
- 田沼意次:平幹二朗
- 牛堀九万之:竜 雷太
- 大垣四郎兵衛:鶴田 忍
- 浅田虎次郎:遠藤憲一
- 亀井七郎次:草薙良一
- 永井和泉守:勝部演之
- 永井右京:角田英介
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎
- 企画:市川久夫 能村庸一 西渕憲司
- プロデューサー:河合徹 藤山太一郎 武田功 佐生哲雄
- 脚本:古田求
- 監督:富永卓一
- 音楽:篠原敬介
- 制作協力:松竹京都映画株式会社
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
舞台は、江戸中期の田沼時代。時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の、時に厳しくほほえましい親子関係を叙情豊かに描いた作品。
主演の藤田まことを筆頭に、渡部篤郎他、演技に定評のある魅力の適役レギュラー陣が集結!
今回は、第1シリーズの第1話を放送!