ウン・ジョンス
９歳のとき、今は亡き母に連れられてシンファグループの本社を訪れ、初めて目にしたきらびやかなバッグにすっかり心を奪われる。伯父のギジョンに技術を教わり、高校生の頃からフリーマーケットで手作りバッグを販売してきた。華麗な学歴や留学経験はないが、センスは抜群。東大門市場でカバン屋を営みながら就職活動をしていたある日、シンファグループが学歴・経歴不問でデザイナーを募集していることを知り、採用試験に挑戦する。
チェ・ジョンウォン
1981年４月24日生まれ。
01年、ドラマ『クール』でデビュー。『神話』（01）、『オールイン 運命の愛』（03）などのドラマを経て、『噂のチル姫』（06）でKBS演技大賞の優秀演技賞と人気賞をダブル受賞する。08年には時代劇『風の国』のヒロインに抜擢され、心優しいヨン姫を演じて好評を得た。『星をとって』（10）でコミカルな姿を披露し、『ブレイン 愛と野望』（11）では正義感の強い神経外科医を好演するなど、幅広い活躍ぶりを見せている。
ト・ジヌ
シンファグループ会長の孫。ロンドンから３年ぶりに帰国し、戦略企画本部長に就任。両親は幼い頃に他界し、父の親友だったスホと祖父のギョンチョルにかわいがられながら育った。自己中心的でワガママな俺様タイプの御曹司だが、純粋な面もあり憎めない性格。頭の中を整理したいときは数学の問題を解く習慣がある。最悪の出会いをしたジョンスと再会し、ことあるごとにぶつかり合うが、いつしか彼女に惹かれている自分に気づく。
John-Hoon
1980年１月20日生まれ。
00年、男性デュオUNとして歌手デビューし、人気を博す。05年の解散後、本格的に俳優活動を開始。『宮 ?Love in Palace』（06）のユル王子役でアジア全域に熱狂的ファンを獲得する。兵役後の11年には『ロマンスが必要』でプレイボーイに扮し、中国ドラマ『キスは背伸びして』でも主演を務めた。12年には日本ドラマ『RUN60』に出演。06年よりソロ歌手としても活動中で、日本でも多くのアルバムをリリースしている。
カン・ミンギ
シンファグループのデザイン室長。優しくて気配り上手なジェントルマン。シンファグループの優秀なカバン職人だった父が事故で他界し、スホのサポートでアメリカのパーソンズ美術大学に留学する。以来、長年スホの右腕を務めてきた。留学時代に自分を捨てた元彼女のソヒョンが韓国に帰国し、ルナ・プロジェクトで一緒に働くことに。ソヒョンに複雑な想いを抱きつつも、誰に対しても平等に接する明るいジョンスに惹かれていく。
パク・ユンジェ
1981年１月14日生まれ。
女優チェリムの弟。02年、映画『コースト・ガード』でデビュー。長い無名時代を経て、11年に『不屈の嫁』の主演に抜擢され、年上の女性を愛する財閥御曹司を演じてブレイク。12年、見習い料理人役で『おいしい人生』の主演を担い、『シンイ―信義―』では王の叔父・徳興君をカリスマ性たっぷりに演じた。13年は朝ドラマ『あなたの女』の主演に続き、『彼女の神話』『輝くロマンス』と計３本のドラマに出演した。
キム・ソヒョン／ウン・ギョンヒ
セギョン貿易の理事。才色兼備でプライドも人一倍高い。高校時代、ドヨンとジョンウクの養女になって渡米。キム・ソヒョンという名と新たな人生を手に入れ、嘘に嘘を重ねて生きてきた。パーソンズ美術大学でデザインを学び、先輩のミンギと恋に落ちるが、彼の家が裕福ではないと知って別れを告げる。帰国後、父の会社に入ってシンファグループとの合同ファッション・プロジェクト“ルナ”を担当するが、いとこのジョンスとの再会に心穏やかでない。
ソン・ウンソ
1985年生まれ。
インターネットのサイトでその美貌が話題となり、モデルデビュー。07年の映画『ハミング』で女優活動をスタートする。映画『女高怪談５』（09）で注目を集め、『欲望の炎』（10）、『私の娘 コンニム』（11）などのドラマに出演。12年、バラエティ番組『私たち結婚しました』でSUPER JUNIORのドンヘと仮想結婚生活を送って知名度を上げ、『ラブレイン』『メイクイーン』で女優としてもいっそう成長した姿を見せた。
ウン・ヘジョン
初恋のスホと別れたあとで妊娠を知り、居酒屋を営みながら女手一つで娘のジョンスを育ててきた。末期がんと診断され、スホの会社を訪ねるが、打ち明けることができないまま当時９歳だったジョンスを残してこの世を去る。
チェ・スリン
1975年生まれ。
94年、SBSのMCオーディションに合格して芸能界入りし、シットコムやドラマで活躍。近年は『鉄の王キム・スロ』（10）、『１年に12人の男』（12）、『馬医』（12）などに出演。
ウン・ギジョン
ジョンスの伯父で、ギョンヒの実父。父の皮革技術を受け継いでカバン職人となるが、生活は決して楽ではない。妹の死の知らせを受け、姪にあたるジョンスを引き取って育てようとするが、妻と娘に大反対されてしまう。
メン・サンフン
1960年10月29日生まれ。
83年、MBCのタレントオーディションに合格し俳優の道へ。『宮廷女官 チャングムの誓い』（03）、『イ・サン』（07）、『トンイ』（10）、『馬医』（12）等、イ・ビョンフン監督の作品でおなじみ。
キム・ミヨン
ジョンスの伯母。成績優秀な愛娘ギョンヒの幸せのためなら手段を選ばない。昔はヘジョンと親しかったが、彼女のせいで自分たちの家族が貧しい生活を強いられるようになったと考えており、ジョンスにもつらく当たる。
チョン・スギョン
1966年７月12日生まれ。
88年、MBC大学歌謡祭で銅賞を受賞後、ミュージカル女優として活躍し数々の賞に輝く。出演作に映画『あなたの初恋探します』（10）、ドラマ『テロワール』（08）、『きらきら光る』（11）。
ウ・ドヨン
不妊治療を諦めた直後、ジョンスという少女と運命的な出会いを果たし、養子に迎えることを決める。だが、幸せな日々も束の間、交通事故に遭って意識不明に。アメリカでの治療で奇跡的に回復するが、記憶の一部を失う。
キム・ヘソン
1969年9月28日生まれ。
中学時代にモデルデビューし、87年のドラマ『青い教室』で女優活動を開始。『宮廷女官 チャングムの誓い』（03）『糟糠の妻クラブ』（07）、『馬医』（12）などに出演。
キム・ジョンウク
ドヨンの夫。海外ファッションブランドの流通・マーケティングを行うセギョン貿易の代表理事。妻の治療のためにすべてを捨ててアメリカへ渡ったが、父が危篤という知らせを受け、約10年ぶりに家族そろって帰国する。
キム・ビョンセ
1962年9月26日生まれ。
93年、映画でデビュー。翌年『バラの日々』で大鐘賞と百想芸術大賞の新人賞に輝く。『ホジュン 宮廷医官への道』（99）、『オールイン 運命の愛』（03）、『テロワール』（08）ほか多数の作品に出演。
ウン・ギョンホ
ジョンスのいとこで、ギョンヒの兄。幼い頃からソテジの大ファンだった。母の愛情はギョンヒだけに注がれていたため、ジョンスとお互いにいたわり合いながら成長する。何かと問題を起こしてばかりいるが、心は優しい。
チャン・テソン
1980年9月27日生まれ。
00年、ドラマ『学校３』でデビュー。『風の国』（08）のマロ役、『母さんもきれいだ』（10）の長男役等で注目を集める。50kgものダイエットに成功したことも話題に。14年は『鄭道伝』に出演。
ヨ・スッキョン
ジョンスのいちばんの親友。ブランド品のレンタルショップでアルバイトをしている。
ピョン・ジョンヘ
1980年生まれ。
ピョン・ヒギョンの名前でミュージカル俳優として活躍し、『幸せ』などの舞台に出演。『彼女の神話』でドラマデビュー。
ト・ギョンチョル
シンファグループの創立者で会長。孫のジヌを目の中に入れても痛くないほどかわいがっている。亡き息子の親友だったスホが人生をシンファグループに捧げてきたことを承知したうえで、経営権は血縁のジヌに譲ろうとする。
キム・ソンギョム
1941年5月13日生まれ。
65年、声優としてデビュー。以降ドラマや映画でも活躍し、『太祖王建』（00）のアジャゲ役などで愛される。近年の出演は『シークレット・ガーデン』（10）、『メディカル・トップチーム』（13）。
チャン・ヨンスク
スホの妻。仕事のできるスホに一目ぼれして結婚をしたが、子宝には恵まれなかった。ドヨンの友達でもあり、彼女が養女に迎えたソヒョンをかわいがっている。話好きで明るい性格だが、場の空気が読めない一面も。
イ・ヨンギョン
1969年5月24日生まれ。
89年、MBC大学歌謡祭で銀賞を獲得して芸能界入り。主な出演作は映画『サニー 永遠の仲間たち』（11）、ドラマ『キング～Two Hearts～』(12）、『ゆれながら咲く花』（12）などがある。
チェ・スホ
シンファグループの社長。幼い頃ギジョンの父に引き取られ、皮革技術を学んだ。ヘジョンと恋に落ちるが、出世の野望のため破局。ジヌの亡き父とは同期入社で親友だったが、心の中では後継者の彼に劣等感を抱いていた。
チョン・ノミン
1966年8月28日生まれ。
外資系航空会社に勤務中、KBSのCMに出演したことがきっかけで、30代で芸能界入り。『根の深い木‐世宗大王の誓い‐』（11）、『蒼のピアニスト』（12）、『馬医』（12）など数多くのドラマで活躍。