＜午後の名作ドラマ劇場＞『課長 島耕作4』

　初芝電機宣伝企画課・課長・島耕作（宅麻伸）は、女優・立花麗子（藤谷美和子）をキャラクターに起用したＣＭを作ることになった。
　ドラマ収録中の麗子に挨拶に行った島は、麗子の作詞作曲で、歌手活動最後のＣＤとなった『わずかの涙』のＣＤを聞いていたところ、麗子から、その歌を聞いても私のことは何もわからないと言われる。
　後日、ＣＭスタジオに麗子と共演男優とのスキャンダル取材にマスコミが押しかけた。そこで記者から『わずかの涙』に「人殺し」という声が入っている噂があることを指摘された麗子は動揺する。
　その晩、麗子のもとに不気味な電話が入る。その後のスタジオにも携帯電話に同じ声のいやがらせ電話が入り、麗子の動揺はますます激しくなる。
　そんな時『わずかの涙』がゴールデン・クロス賞にノミネートされたとの知らせが入った。が、麗子は歌手活動は休止したのだから、それを辞退すると言う。
　スタジオからの帰り道、何者かが麗子を襲った。間一髪で助ける島。犯人は麗子にチャンスを奪われたことを逆恨みした女優だった。
　島の助言により、賞を受けることを決意する麗子…。
　だが、犯人逮捕後のある日、スタジオで飲み物を口にした麗子が倒れた。中には、劇薬が混入されていた…！