『ＪＵＤＯ』

「正しく組んで一本を取る」という柔道スタイルで、これまで数多くの五輪・世界選手権メダリストを輩出してきた名門、天理大学柔道部。一昨年の全日本学生柔道体重別団体優勝大会で29年ぶりの日本一に輝いたものの去年は団体戦でのタイトルを逃し涙を飲む結果となった。
そんな柔道部は去年秋、4年生から3年生にバトンを引き継いだタイミングで「より高みへ！」と自ら生活面、トレーニングメニューまで全ての見直しを開始。日本一奪還を目指し始めた。
いかに伝統の「正しく組んで一本を取る」を捨てずに、勝ち切るのか。
その成果を発揮する大舞台、全日本学生柔道優勝大会が6月に開催された。
名門・天理大学柔道部 第3弾。TV初取材、監督と学生たちの試合前のオーダー会議から追い込み稽古、大会まで密着した。

東京オリンピックで、最多の9個の金メダルを獲得し、大躍進を果たした日本柔道。いま改めてその柔道が注目を浴びている。しかしその柔道界を支えるのは試合の畳に上がる選手だけではない。日々の稽古を指導している先生方、オリンピックなどの華やかな舞台に出なくとも地道に稽古を積む選手たち。また嘉納治五郎師範の教えである精神の修養、文武両道を実践している柔道場…。
この番組は、柔道界に関わる知られざる世界、歴史、人物にスポットを当て、様々な角度から柔道の魅力を紹介するドキュメント番組。