2023年11月26日(日) 12:00~14:00

<サンデードキュメンタリー>『全国百線鉄道の旅 北海道を走ろう ~道南 道央ぐるり旅~』

次回の放送予定

2023年11月26日(日) 12:00~14:00

当番組の放送開始20周年記念第2弾は北海道。
函館本線の起点、函館からスタート。
函館本線は大沼駅付近で駒ケ岳を挟むように2つの路線に分岐する。山間部を走る本線と海側を走る支線だ。車窓風景は全く異なるが、北海道の大地を走る風景は爽快だ。本線と支線が再び接続する森駅を過ぎると内浦湾(噴火湾)に沿って長万部へ。この駅で室蘭本線と分岐する。
函館発の特急はすべて長万部から室蘭本線に入り、函館本線は普通列車のみのローカル線となる。
長万部は「カニめし」だ。全国にカニの駅弁は数々あるが、長万部が元祖とか。
そして山へと分け入る函館本線のワンマンカーに乗って小樽方面へと向かう。世界4大スキー場があるニセコアンヌプリが見えるとニセコ駅。この駅で途中下車して近くの昆布温泉へ。なぜ山の中で昆布温泉なのか。
羊蹄山を過ぎると日本のウイスキー生誕の地、余市。去年、キルン塔(第一乾燥塔)をはじめとする複数の施設が、日本のウイスキー産業発展に於ける歴史遺産として国の重要文化財に指定された。続いて小樽へと向かう。北海道の鉄道の歴史は小樽から始まる。そこで小樽市総合博物館で北海道の鉄道の歴史を学ぶ。残念な事に函館本線長万部~小樽間140キロが廃止されることに決まった。行楽シーズンには臨時特急ニセコ号が走る路線なのに、なぜ。
さて、長万部から小樽までは単線非電化のローカル線だったが、ここから函館本線は複線電化路線となる。気動車の単行列車(1両編成)から、6両編成の電車に乗り換える。小樽を出ると間近に日本海を眺め、やがて石狩湾を離れると、北海道最大の都市、札幌だ。札幌の地下鉄に乗って市内観光を楽しんだあとは、サッポロビール博物館へ。ここでしか飲めない「札幌麦酒」で喉を潤す。札幌から特急ライラックに乗って岩見沢へ向かい、三笠市の鉄道記念館へ。
夕張で産出した石炭を小樽へ運んだのが旧三笠鉄道。この鉄道記念館では何と日本で唯一、本物の蒸気機関車による運転体験ができるという。
函館本線の岩見沢駅は室蘭本線の終点でもある。ここから室蘭本線の列車に乗り換えて室蘭方面に向かう。白老で下車すると、ここは、アイヌ文化に触れあえるウアイヌコロコタン(ウポポイ)がある。2020年に開園したこの施設には国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園などがある。日本最北の先住民族「アイヌ」のくらしや文化を知ることができる、北海道ならではの施設だ。
白老から少し足を伸ばすと洞爺湖。日本初、世界ジオパークに登録された洞爺湖有珠山ジオパークで自然の絶景に包まれながら心身を癒すことに。

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