
- 時代劇
- 字
2025年8月27日(水) 18:30~19:25
<時代劇>『御家人斬九郎 第5シリーズ』
お知らせ
放送休止
8月13日(水)、8月20日(水)の放送は休止となります。
次回放送は8月27(水)18:30~です。
2025年8月27日(水) 18:30~19:25
第4話「盗賊見習い」
毎週(水) 18:30~19:25
斬九郎(渡辺謙)は、与力の西尾伝三郎(益岡徹)が手下を率いて、女盗賊のお絹(蜷川有紀)を捕らえようとしているところを、お絹に「二十両くれれば逃がしてやる」と言い、岡っ引きの佐次(塩見三省)を斬ってお絹と逃げた。
しかしこれは、斬九郎を、お絹が属する盗賊・三日月長五郎(米倉斉加年)一味に潜り込ませるための芝居。
佐次も無傷であったが、事情を知らない斬九郎の母・麻佐女(岸田今日子)は、これでお家は断絶だと嘆いた。
長五郎は、四十二年の盗賊稼業で二十万両も奪った大泥棒だが、子分の面倒見が良く、自分は質素な暮らしをしていた。
「盗みをするのは世の中を面白おかしく渡るため。金にあくせくしてはいけない」という“哲学”を持っている。
長五郎と斬九郎は酒を飲み、意気投合してしまい…。
Ⓒ日本映画放送 Ⓒ日本映画放送
- <出演者>
- 松平斬九郎:渡辺謙
- 蔦吉:若村麻由美
- 麻佐女:岸田今日子
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:柴田錬三郎
- 脚本:田村惠
- 監督:田中幹人
- ほか
柴田錬三郎晩年の傑作「御家人斬九郎」を初映像化したこのシリーズは、天保年間の江戸本所を舞台として、用心棒から幇間(たいこもち)まで、さまざまな仕事で稼ぐ斬九郎の姿を、庶民の心意気と下町の情感をからめて描く痛快人情時代劇。
スーパーヒーローでありながら、人間味あふれる主人公を中心に、江戸庶民の遊びや料理など当時の風俗、季節感を織り込んで、人々の暮らしぶりをいきいきと描いている。
剣をとっては独創的な必殺剣の達人であり、伝法な口をきき、放蕩の暮らしをしながらも、女はもとより、男も惚れる小気味のいい気っ風と無類の愛敬のよさは、まさに“陽気な眠狂四郎”。
そんな時代劇のニューヒーローをこのファイナルシリーズでも渡辺謙が見事に演じきっている。