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2023年6月7日(水) 18:35~19:30
<時代劇>『御家人斬九郎 第5シリーズ』
2023年6月7日(水) 18:35~19:30
第6話「捨値五両」
毎週(水) 18:35~19:30
斬九郎(渡辺謙)は相変わらずの貧乏暮らしで、麻佐女(岸田今日子)が大事にしている鼓を五両で質に入れてしまう。麻佐女は怒り、斬九郎は通りにむしろを敷いて座り「捨値五両」と書いた札を立てるはめになった。自分を売ろうというのである。通りがかった蔦吉(若村麻由美)が驚いているところへ、斬九郎の前に小判を投げる侍がいた。
侍は、勝田彦右衛門(萩原流行)という男で、三人の追っ手に追われていた。斬九郎は「これでは足りない」とぼやきつつ、相手を峰打ちで倒す。ところが、うち一人の若侍・杉浦格之進(嘉島典俊)が美男子のうえ、「兄の敵」と言って斬りかかってきたことから、蔦吉や、一緒にいたおえん(奈月ひろ子)はすっかり格之進に同情する。
格之進によると、勝田は本庄藩江戸屋敷の納戸役だったが、ある日格之進の兄で徒目付の監持を斬殺して逃げたという。出入りの商人から賄賂を取っているのを見つかったためらしい。そのため格之進は敵討ちのため国元から江戸へ来た。しかし勝田は全面否定する。
Ⓒ日本映画放送 Ⓒ日本映画放送
- <出演者>
- 松平斬九郎:渡辺謙
- 蔦吉:若村麻由美
- 麻佐女:岸田今日子
- ほか
- <スタッフ>
- 企画:能村庸一 西岡善信
- 原作:柴田錬三郎
- 音楽:佐藤勝
- 脚本:田村惠
- 監督:三村晴彦
- ほか
渡辺謙が97~98年に主演した痛快娯楽時代劇。原作は『眠狂四郎』などで知られる時代小説の雄・柴田錬三郎で本作は“明るい狂四郎”と言われている。旧大映の流れを組む映像京都が作り出す映像美は必見!
さらに音楽は、黒澤明の『用心棒』などで知られる映画音楽の巨匠・佐藤勝が手がけ、その味わいをより一層深いものとしている。時代劇の醍醐味である渡辺謙のキレのある殺陣、そして母親とのコミカルでアットホームなやりとり、さらに蔦吉との恋模様をつめ込んだスーパーエンターテインメント時代劇!ソフト化されてないので、この機会に是非観てほしい傑作だ。今回はその第5シリーズ(ファイナルシリーズ)を放送!(全10話)