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 今回は、東洋と西洋の文化が交差する国・ブルガリア共和国のブルガリア国鉄(BDZ)での列車旅。2回にわたって、首都ソフィアから黒海沿岸の夏の首都ともいわれているヴァルナまでブルガリアを横断する旅をお届けする。
 教会とイスラム寺院が並ぶ、異文化が混在しヨーロッパでありながらアジアの雰囲気が漂う独特の街並。ブルガリア正教の総本山ともいうべき僧院「リラの僧院」のアーケードいっぱいに描かれたフレスコ画。  またブルガリアの夏はバラと共にあけるといわれ、6月はバラのお祭りの時期。パヴェル・バニャのバラの谷一帯で繰り広げられる「バラ祭り」では、他民族と手を取り合い歌い踊る姿が。「ローズオイル」「バラジャム」などの「バラのある生活」も訪ねる。
 沿線のコプリフシティツァでは、自家製ヨーグルト料理で食卓を囲む家庭。ブルガリアに根付く伝統的な文化とそこに生きる人々を辿る。
 そして、列車の車窓から眺めるブルガリアの緑あふれる牧草地の風景と切り立った崖と城塞の美しさ、更にバルカン山脈の山並みもたっぷりとお届けする。