テーマ<引き継がれるデザイン ~日本伝統のデザイン~>
増村紀一郎

ゲスト:増村紀一郎

東京藝術大学教授/重要無形文化財保持者

1941年、東京都生まれ。
67年、東京芸術大学美術学部工芸科を卒業し、69年に東京芸術大学院大学院美術研究科漆芸専攻を修了。97年に東京芸術大学美術学部教授 美術学部評議員となる。
正倉院宝物「御袈裟箱 第1号」の復元にも関わるなど、漆芸を極め、2002年には紫綬褒章を受賞。
08年に、「きゅう漆」と呼ばれる漆芸技法の保持者として、重要無形文化財の各個認定を受けた(人間国宝に認定された)。
工芸は、あくまでも人間の生活の延長線上にある。「用」を意識し、高い精神性と鋭い感覚の造形が不可欠であると考え、学生と接している。作品は、視覚だけでなく触覚も大切にして制作している。

増村さんの作品
●増村さんの作品
増村さんは作品について「使ってもらうために作っているのだから、眺めるだけでなく、是非使ってください」と笑う。
写真右奥の器は、内側が少し金色に輝いているが、これは使用するに従って透明な漆の上塗りがはがれ、その下にある金箔が現れてきているからとのこと。「今のこの器の状態ではまだ未完成。漆器は、使うごとに表情が変わります」と、増村さんは語る。
IID 世田谷ものづくり学校
IID 世田谷ものづくり学校
小林が訪れたのは、廃校になった小学校。現在ここは、次世代モデルの廃校跡地再生プロジェクトとして2004年10月からスタートした、IID 世田谷ものづくり学校として新しく活動を開始。
Rethink(既成概念にとらわれずもう一度考え直す)、Recreate(新しく価値を創造する)、Recycle・Reuse(今あるものを活かす)をキーワードに、デザインやもの作りなどさまざまな分野のクリエイターたちに教室を開放し、ワーキングスペースとして機能している。

IID 世田谷ものづくり学校
Tel:03-5481-9011
開館時間 : 11:00-19:00
休館日 : 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)

http://www.r-school.net