『The Classic Car～クラシックカーってカッコイイ！～』

今回の主役は1936年のイギリス製【JAGUAR SS 100】
ジャガー社の起源は1922年にウィリアム・ライオンズとウィリアム・ウォームズレイの2人によってイングランド北部ブラックプールで設立された、スワロー・サイドカー・カンパニーである。
設立からほどなくしてウィリアム・ライオンズの卓越した感性と経営手腕により自動車ボディー製作に進出し、1935年には「ジャガー」という名の高性能車を発表。
2シーターのスポーツカー「SS100」はエレガントなデザインと高性能が話題を集め、また、名設計者ハリー・ウェスレイクの協力による新開発エンジンを搭載、出力が従来のサイドバルブモデルに比べ40％以上向上した。
SS100は1941年までに2.5リッターが198台製造されたが、この車は1936年製造の初期生産車で、古典的なスポーツカーのスタイリングを持ち、軽量・低重心・高バランスのシャシーと足回りにより現代でも優れた走行性能を誇る。
そして大径ルーカスP100型ヘッドランプが装着され存在感が増している。

デジタル満載でコンピューターが制御している移動のための便利な道具である現代の車とは違う、半世紀以上前に職人たちの手仕事で作り上げられた車たち。
歴代のオーナーたちから愛され、次の世代へと受け継がれている【文化遺産】というべきクラシックな名車の魅力を、美しい走行シーンはもちろんブレーキ・クラッチ・エンジンルームなど丁寧に撮影したパーツもたっぷりと鑑賞して頂く。
名車のオーナーや整備に携わるメカニックのインタビューを交えて紹介する「車が主役」の番組である。