NEW『The Classic Car～クラシックカーってカッコイイ！～』

デジタル満載でコンピュータが制御している移動のための便利な道具である現代の車とは違う、半世紀以上前に職人たちの手仕事で作り上げられた車たち。
歴代のオーナーたちから愛され、次の世代へと受け継がれている【文化遺産】というべきクラシックな名車の魅力を、美しい走行シーンはもちろんブレーキ・クラッチ・エンジンルームなど丁寧に撮影したパーツもたっぷりと鑑賞して頂く。
名車のオーナーや整備に携わるメカニックのインタビューを交えて紹介する「車が主役」の番組である。

今回の主役は1955年製【PORSCHE 550 RS】
第二次大戦直後の1947年にオーストリアで設立されたポルシェ社で最初に造られすぐに人気が上がったのが「タイプ356」。
1950年にドイツのシュツットガルトに移ったポルシェ社が本格的な生産をはじめ超軽量のレーシングスポーツカーとして誕生したのが、今回の主役「タイプ550」である。
独自のツインカムエンジンをミッドシップレイアウトで搭載するという当時のレーシングカーとしては進歩的な設計だった。1955年に作られたこの車は世界中のレースシーンで大活躍し、合計370のレースで95回の勝利と75回のクラス優勝。初期のポルシェの名声を高めるのに大いに貢献したと言える。