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　　今回の主役は1949年製【BRISTOL 400 Saloon】
ブリストルという会社は小規模ながら知る人ぞ知るイギリスの高級車メーカー。
第2次大戦直後、ドイツのBMWの技術をベースに、アルミボディーやイギリス的な内装で独自性を高めた。
軽量な車体と高性能の直列6気筒エンジンは高い動力性能でヨーロッパ各地のレースやラリーで活躍。
適度な広さの室内はレザーとウッドのイギリス車らしい雰囲気を醸し出し、前開きのドアやボンネットなどボディーに施されたデザインは個性的である。
ブリストルは元々飛行機を作る会社だったが、戦後すぐに自動車生産を始め、BMWの設計者 フリッツ・フィドラーの協力や航空機製造の技術を生かして高品質な車両を実現した。
ブリストル400は少数のコンバーチブルやプロトタイプも含めて1950年末までに487台が生産され、この車のシャーシナンバーやカーナンバー、エンジンナンバーなど全てがブリストル社の工場記録に残っており、1949年2月17日に出荷された。