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　今回の主役は1930年製【RILEY 9 Special】
　 イギリスのメーカー「ライレー社」の創業は1898年、自転車製造のメーカーとしてスタートした。
やがて自動車の生産に乗り出し、当時としては革新的な機構を導入してレースなどでも大活躍し、その名をとどろかせた。
ライレー社の歴史で最も成功した代表作が1926年に登場したモデルナイン。
すぐれた設計で低価格ながらも高性能の小型車、中型車が人気を博したばかりでなく、レース用のモデルも多くのレースで活躍しライレー社は大メーカーに成長した。
しかしイギリス自動車産業界が合併や離散を繰り返す中、1969年にそのブランドは消滅してしまう。
この車が日本にやって来たのは30年以上前、何人かのライレー・ファンのオーナーの手を経てきたが、このボディーは戦前当時のレーシングモデルにならって日本の板金職人が製作したものだ。