初回放送日:2024年12月28日(土)

#022

PAGANI LANCIA PS 147 SPORT 1947年製

 今回の主役は1947年製【PAGANI LANCIA PS 147 SPORT】
この車は1947年にエンジニアでありレーシングドライバーであったルイジ・パガーニが製作したもので、改良された1.5L、4気筒のランチア・アプリリアエンジンが搭載されている。
ベースとなっているランチア・アプリリアは戦前からのランチアの人気車種だが、当時イタリアでは小規模メーカーがフィアットの部品を活用して様々なレースを戦うレーシングカーの多くを製作していた。
そんな中、ルイジはランチアのエンジンを使い4気筒エンジン用の特製軽合金ヘッドで特許を取るなど、優れたランチアのチューナーと称された。
魚雷形ボディーとサイクルフェンダーシャーシは390kgという軽さ、ホイールベースは2450mmという短さでかなりの高性能を誇る。
「PS」はパガーニ・スペシャルの頭文字、まさにパガーニによる傑作ではないか。

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