＜名作ドラマ劇場＞『チャイドルママの事件簿南紀白浜幽霊殺人事件』

その昔、ドラマ『マコは名探偵』の主役・マコで人気子役だった如月冴子（岡江久美子）、今は子役タレントの事務所社長で、14歳のわが娘・七海（前田愛）を売りだそうと懸命だ。子役アイドルの母親つまり“チャイドルママ”のこの冴子が、七海ともども事件に巻き込まれて名探偵ぶりを発揮していく。福田靖脚本のサスペンスドラマで、今回は南紀白浜のロケ現場で首なし幽霊にからまる殺人事件に挑戦する。
　ドラマ『南紀白浜・仙ノ崎幽霊殺人事件』の撮影で、急に役を降りた人気チャイドルに代わって七海が準主役に選ばれ、七海本人よりもママの冴子の方がはりきって、ロケ隊一行と白浜へ。
　現地では青年団や警官・手羽崎一平（布施博）らが大歓迎で協力するが、民宿の主人（秋野太作）ら撮影を喜ばないものもいた。脚本は作家・合田（仲本工事）が15年前、この浜で実際にあった首なし死体事件をヒントにしたものというが、冴子母娘を首なし幽霊が驚かしたり、撮影に協力中の町の人が首をロープで吊られて殺されたり、怪事件が…。