こんにちは。
みなさんこの期間をいかがお過ごしですか。
私は今までモヤモヤしていたことを思い切って進められているので、自分なりに成長を感じる良い時間にできています。
前回の投稿でお伝えしましたが、最近は周りのアスリートのお話をうかがっています。
特に「這い上がる / 這い上がった アスリート」というのを軸にしていて、怪我、女性であれば生理不順、コーチや所属環境の変化など思うように結果が残せなくなってから再び立ち上がるアスリートの声を聞かせていただいています。
私の勝手な考えかもしれませんが、どんなに強くてキラキラして見えるアスリートでも「そんな苦しいことがあるんだ」とか「今の自分の状況に似ている」など、自分に重ねて「じゃあ自分もまだできるかも、乗り越えられるかも」と思ってもらえたらいいなと思うからです。
そしてそのアスリートの魅力を知ってもらって、活躍できている時でも、うまくいかない時でも、応援して支えてくださるファンになってもらえたらいいなという目標があったりするんですよね。
先日、中学からのライバルで、陸上七種競技で日本歴代2位の記録を持ち日本記録と東京オリンピックに一番近い『ヘンプヒル恵 選手』にお話を聞かせていただきました。
その時に、ヘンプヒル選手とのとあるエピソード思い出しました。
大学1年生の日本インカレ。最終種目の800m走のスタート直前のこと。
私は待機場所の隅でひとり恐怖と闘っていました。
その時点で私の順位は3位。800mの記録次第では4位の選手と順位がひっくり返る・・・。
でも怪我明けで練習が積めていない・・・。周りの期待と自分の中の不安に、押しつぶされそうだったんです。
そんなナーバスになっている私に声をかけてくれたのが彼女でした。
「私が引っ張るから。ゼッケンだけ見てついてきて。」と。恐怖の中から救い出してくれたんです。
私は苦しくても足が痛くても歯を食いしばってゴールまで懸命に背中を追いかけました。
結果は結局表彰台を逃し4位でした。
でもそのレースで、個人競技だけどライバルだけど一緒に盛り上げていく仲間なんだと気づくことができて、悔し涙の中に「また頑張ろう」という前向きな気持ちが強く湧き上がったのを覚えています。
(4レーンが私です。800mのスタート時の写真。この写真は2年次のもの。)
彼女は今世界で戦う選手です。
道は違いますが、彼女と競技を盛り上げていくのが私の大きな目標です。
よし!今日からまた頑張ります!!!
ありがとうございました!