Ⓒ日本映画放送

2022年5月17日(火) 07:01~08:02

<時代劇名作選>『盤嶽の一生』(最終回)

次回の放送予定

2022年5月17日(火) 07:01~08:02
第10話「二人ばんがく」

毎週(月)~(金) 07:01~08:02

 盤嶽(役所広司)は道中、柴田重蔵(伊藤敏八)という侍一味から追われている女・弥生(竹本聡子)と遭遇し、助けを求められる。弥生を逃がした盤嶽に重蔵と侍一味が襲いかかるが、名刀・日置光平で退治し、盤嶽はその場を去った。

 そこへ空腹を抱えた貧乏浪人・村田甚兵衛(益岡徹)が通りかかり、倒れている重蔵の懐を探り出した。さらに、盤嶽の援軍を名乗る侍たちが駆けつけた。実は弥生は、剣術指南念流浮田道場の娘で、道場の跡取を狙う重蔵から結婚を迫られていたが、断ったために追われていた。盤嶽に助けられたことを父・浮田礼二郎(頭師孝雄)に告げたため、援軍として侍たちが駆けつけたのだ。

 甚兵衛を盤嶽だと思い込んだ侍達は、弥生を助けてくれたお礼がしたいという。その言葉を聞いた甚兵衛は、道場へ向かう。盤嶽の顔を見ていなかった弥生に正体もばれず、たっぷりとお礼を受けた甚兵衛は、味を占めて盤嶽の名を名乗るようになる。

 甚兵衛はその夜、旅籠屋に立ち寄った。そこでは、本物の盤嶽が、金がないため居候をしながら働いていた…。

出演者・スタッフ

<出演者>
阿地川盤嶽:役所広司
伊佐三:布施博
おさわ:藤谷美紀
孝太郎:尾美としのり
ほか

番組概要

 原作は白井喬二。戦前に名匠・山中貞雄監督、大河内伝次郎主演で映画化され、その影響を受けたという市川崑監督が、1話と2話を担当。山中監督シナリオ集をもとに、市川・役所コンビで、のどかさと活劇の激しさが入り混じる時代劇を作り上げた!
 自らの刀を異常に愛してる素浪人である盤嶽が毎回、いろいろな人の嘘に巻き込まれながら悪人を退治していく。(全10話)

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