”神医”ペク・クァンヒョン 命に向き合う志を描く!

傷を負った馬を助けるため、必死で医者に訴えかける少年ペク・クァンヒョン。この言葉は、医療に生涯を捧げたクァンヒョンの人生そのものであろう。ペク・クァンヒョンは、朝鮮王朝時代に王の主治医を務めた実在の人物。馬医出身ながら、独学で学んだ鍼治療の技術で人の病気も次々と治療。当時としては画期的な外科手術を試み”神医”とも呼ばれた。ドラマでは、ペク・クァンヒョンが生涯貫いた、”すべての尊い命に向き合う心”を丹念に描き、困難にぶつかりながらも全力で乗り越えていく真摯な男の姿をうつし出す。

運命の渦… 儚く切ない恋物語

物語の発端となる「昭顕世子暗殺事件」は、朝鮮王朝の歴史に残るミステリー。父である第16代王・仁祖(インジョ)が、革新的で有能な息子を疎ましく思い死に至らしめたとも言われる。ドラマでは、この謎めいた事件に、クァンヒョンの出生を絡め、切なくもドラマチックなラブストーリーが描かれる。数奇な人生を余儀なくされたクァンヒョンとチニョン。クァンヒョンは奴婢として育ち馬医となり、チニョンはイ・ミョンファンに引き取られ良家の令嬢として育つ。生まれてすぐすりかえられた二人は、それぞれの人生を生きながらも、運命の糸で強く結ばれていた。奇跡的な出会いを果たす二人、やがて互いに恋心を抱いていく。しかし、そんな二人を待ち受ける身分の壁、陰謀、そして出生の秘密…。さらに新たな恋敵も現れ、複雑に交錯していく二人の恋。その行方に目が離せない。

イ・ビョンフン監督渾身の思いを込めた最新作

韓国歴史ドラマの巨匠、イ・ビョンフン監督にとって『馬医』は、『ホジュン』『宮廷女官 チャングムの誓い』に続く3作目の医療ドラマ。これまで取り上げられてこなかった馬の医者、獣医学の世界に挑み、新たな”メディカル史劇”を生み出した。本作で監督が特にこだわったのが治療シーンのリアリティー。クランクイン前にはキャストと共に鍼灸の基礎を学び、監督自ら鍼を打つ練習台として患者役を買って出たという。「恵民署(へーミンソ)」や「内医院(ネイウォン)」を舞台に、臨場感あふれる医療現場を、医師たちの葛藤や喜びを巧みに織り交ぜながら描いている。

ドラマ初出演!実力俳優チョ・スンウ&多彩なキャストの共演

主人公クァンヒョンを演じるのは、ミュージカル界のトップスター、チョ・スンウ。最もチケットの取れない俳優と言われるカリスマ俳優で、テレビドラマは本作が初出演。舞台、映画で培った演技力で、医道に邁進するひたむきで純粋な主人公を力強く演じている。ヒロイン役イ・ヨウォンとのテンポのよいやりとりも自然体で、さわやかな笑顔が印象に残る。医官役ソン・チャンミン、医女役ユソン、ソンハ役イ・サンウに加え、イ・ビョンフン作品には欠かせないイ・スンジェやイ・ヒドらおなじみの俳優陣、明るい王女役を演じる若手女優キム・ソウンなど多彩なキャストの共演にも注目!

あらすじ

17世紀・朝鮮王朝時代-。
共に医学の道を志し、身分を超えた友情で結ばれた三人の若者、カン・ドジュン(チョン・ノミン)、イ・ミョンファン(ソン・チャンミン)、チャン・インジュ(ユソン)は互いに腕を磨き夢に向かって歩んでいた。
しかし、ある時朝廷内の陰謀による昭顕世子暗殺事件に巻き込まれ、その友情は悲しくも崩れてしまう。
イ・ミョンファンの裏切りからカン・ドジュンは世子暗殺の罪をかぶせられ処刑に…。
その後、罪人カン・ドジュンの息子として生まれたクァンヒョン(チョ・スンウ/少年時代:アン・ドギュン)。
即刻、処刑されそうになるが、女児なら処刑を免れるため、カン・ドジュンを慕う奴婢(ぬひ)ぺク・ソック(パク・ヒョッコン)が自分の娘チニョン(イ・ヨウォン/少女時代:ノ・ジョンイ)とすりかえる。
一命を取り留めたクァンヒョンは、奴婢として牧場で育てられ、やがて腕利きの馬医へと成長をしていく…。

#23(2024.12.3)

初の外科手術

ウンソと会ったのは治療のためだと訴えるクァンヒョン。だが、誰も取り合ってくれず、拷問にかけられることになる。しかし、ウンソの使用人の証言が認められ間一髪で拷問は中止され、クァンヒョンは釈放される。
一方、ウンソの持病が悪化してしまい、コ・ジュマンは多くの人たちの反対を押し切り外科手術に踏み切ることにする。彼はその手術を馬医として多くの獣を切った経験があるクァンヒョンに任せようと決めるのだが…。

#22(2024.12.2)

仕組まれた罠

真実を打ち明けなければと思うインジュだが、なかなか言い出せない。真実が明らかになればクァンヒョンとチニョンの身分が入れ替わってしまうためだ。しかも二人は恋仲に発展しつつあった。
一方、ソンハとの婚姻を拒むチニョン。その理由がクァンヒョンであることを知ったミョンファンはウンソを利用しクァンヒョンを罠にかける。そして、それによって、クァンヒョンは綱常罪という重罪に問われてしまうのだが…。

#21(2024.11.29)

切ない想い

灯籠祭りの日、淑徽王女はクァンヒョンに告白しようと決意する。だが、そこに仁宣大妃と明聖王妃が現れたため、告白は失敗に終わる。淑徽に振り回された挙句、土砂降りの中に取り残されたクァンヒョンとチニョン。そして、そこでのある出来事でチニョンはクァンヒョンに昔の友達の姿を見つけるのだが…
一方、トジュンの息子を捜していたインジュは、ペク・クァンヒョンこそがトジュンの実の息子だとついに突き止める。

#20(2024.11.28)

心の帆

仁宣大妃はミョンファンに治療を任せようとするが、顕宗の容態が好転したためコ・ジュマンが治療することになる。ミョンファンはコ・ジュマンの粥に毒を盛り彼の体を麻痺させ、代わりに治療を申し出る。だが、治療寸前になんと、コ・ジュマンが現れる。クァンヒョンが解毒のツボに鍼を打ち回復させたのだった。コ・ジュマンの鍼治療が無事に終わり、ミョンファンは責任を取り内医院の院長を辞任することになるのだが…。

#19(2024.11.27)

窮地 再び

ミョンファンらはクァンヒョンを追放しろとコ・ジュマンに迫るが拒否され、彼の指導力不足が原因だと、彼の処罰を顕宗に訴える。しかし認められないと一蹴される。その直後、顕宗が激しい腹痛で倒れる。コ・ジュマンが思い当たったのは、クァンヒョンが診断した胆石。彼はクァンヒョンと顕宗の治療を始める。だが一通りの治療が終わっても石は排出されず、それを知った仁宣大妃はコ・ジュマンの投獄を命じるのだが…。

#18(2024.11.26)

診断の行方

クァンヒョンの患者はなんと、国王である顕宗だった。クァンヒョンの診断は王の病名は牛や馬などがなる胆石だった。しかし、どの医学書にも人間の胆石は載っていない。そして診断の時。テジュの診断は胃炎。それはミョンファンと同じ診断だった。一方、クァンヒョンは白紙を出す。顕宗に促され、正直に話すが、それを聞いたミョンファンは王を侮辱したと騒ぎ立てる。ミョンファンはクァンヒョンを追放すべきだと主張するのだが…。

#17(2024.11.25)

越えられぬ身分

死人を生き返らせたとクァンヒョンはまたも話題の人となる。
医官採用試験が実施されることになり自信がなかった彼だが、チニョンとの身分の差を忘れるなとのソンハの言葉で合格を決意する。
一次の医学書の暗唱を何とか終えると、二次は二人一組で同じ患者を各々が診察し診断を下す臨床試験。二人の診断結果は比較されるため自分より劣る者と組んだほうが有利だが、彼の相手は最も優秀なユン・テジュだった。二人の患者は、なんと…。

#16(2024.11.22)

思わぬ告白

クァンヒョンはソンハの友人であるソ・ドゥシクに、妹ウンソの病を治してほしいと頼まれる。何とかウンソの命を救うがウンソはまた自殺を試みる。そんな中、彼女はクァンヒョンに言われた言葉によって心を動かされる。
ある夜、遺体室に閉じ込められてしまうクァンヒョン。そこで死んだはずの患者が生きていることに気づく。そしてその患者を救うことになり、翌朝、クァンヒョンが遺体を生き返らせたと大騒ぎになる。

#15(2024.11.21)

医師への第一歩

試験に合格したクァンヒョンは試験の終了とともに気を失うも、コ・ジュマンたちの手当てを受け、腕も順調に回復する。そして自分の腕を折ったカン・ジョンドゥに命令したミョンファンに卑しい身でも医師になってみせると断言する。馬医であることを隠してきたミョンファンにクァンヒョンが疎ましい存在となる。
晴れて医学生となったクァンヒョン。だが、医学の基礎がなっていないと、十日間、医女たちと一緒に学ぶことになる。

#14(2024.11.20)

絶体絶命

二次試験は鍼の実技。医官でも難しいという銅人経にたやすく鍼を打つクァンヒョン。合格は間違いないと思われた。しかし、チニョンがクァンヒョンと親しくしていることを知ったミョンファンが激怒し、クァンヒョンの右腕を骨折させる。医師に試験は諦めるよう言われるクァンヒョンだが医師になる一歩手前で諦められなかった彼は翌日、試験場に向かう。思うように腕を動かせないクァンヒョンは、ある秘策を思いつくのだが…

#13(2024.11.19)

面影を重ねて

クァンヒョンは医師の試験を受ける決意をするのだが馬医に対する周囲の風当たりは強い。みんなに侮辱され憤るクァンヒョン。チニョンは彼に医官を目指すなら我慢することも必要だと諭し、先生役を買って出る。試験の前日弱音を吐くクァンヒョンに彼女は試験に出そうな問題をまとめて渡し、うまくいくと励ます。チニョンの予想は見事に的中し、クァンヒョンは制限時間いっぱいまで解答を書き続け、見事一次試験を突破する。

#12(2024.11.18)

訪れた転機

棒たたき三十回の刑を宣告されるクァンヒョン。インジュの治療で瀕死の状態から回復する。チニョンの身分を知ってよそよそしくなったクァンヒョンに彼女は以前のように医女として接してほしいと話す。
@コ・ジュマンはクァンヒョンに医学書を渡し、試験を受けるよう勧める。医師になるなど考えたこともなかったクァンヒョン。だがこれまで馬医であるがゆえに味わった屈辱を思い返し、試験に挑戦することを決意する。

#11(2024.11.15)

波紋を呼ぶ鍼

クァンヒョン他3名の馬医は王室の馬の治療のため島に赴く。その一人が発作を起こし呼吸困難に陥る。クァンヒョンはチニョンから症状が悪化した場合、すぐ医師に鍼を打ってもらわなければ命を落とすと注意されていた。だが島の医師は明日まで戻らない。やむを得ずクァンヒョンが鍼を打つことに。幸い鍼は成功したが意識が戻らず。馬医でありながら人に鍼を打ったことが問題となりクァンヒョンは捕らえられてしまうのだが…。

#10(2024.11.14)

信頼の芽生え

諦めかけたクァンヒョンだが、チニョンやコ・ジュマンに励まされ決意を新たにする。水源地を徹底的に調べていたところ傷んだ貝と酢が原因だと分かるが、誰もクァンヒョンの話を信じてはくれない。そこへチニョンが、自分が最初に薬を試すと申し出る。コ・ジュマンの処方した薬で見事に回復。大きな手柄を立てたコ・ジュマンは医官の最高位である首医になる。誰よりもその座を狙っていたミョンファンは出し抜かれたと悔しがるが…。

#09(2024.11.13)

謎の疫病

都に近いある村で牛疫が発生。馬医が現地に招集されクァンヒョンとチニョンもその村に赴く。やがて病は人の間でも広がり始め、医官たちは牛の痘瘡が人伝染したと判断する。だがクァンヒョンは何かの中毒だと判断。恵民署の署長コ・ジュマンも同じ見解を持ち治療を進めるが原因は分からず。そんな中、チニョンが発病する。チニョンは村の水を飲んでいた。彼女はどこかの水が原因だとクァンヒョンに言い残し気を失ってしまうのだが…。

#08(2024.11.12)

ひとときの安らぎ

司僕寺で一緒に働くことになったクァンヒョンとチニョン。
ある出来事からチニョンはクァンヒョンを嫌ってしまう。そんなある日、子羊を失い死にかけていた母羊を母羊を失った子羊と引き合わせるという思いもつかない方法で救うクァンヒョン。
なぜそんなことを思いついたのだと尋ねるチニョンに、クァンヒョンは自分も子供の頃、父を亡くし瀕死の重傷を負ったとき、同じく瀕死の母馬に助けられたと話す。それを聞いたチニョンは…。

#07(2024.11.11)

渦巻く妬み

キベを助けるために馬の治療を申し出たクァンヒョン。失敗すると思った周囲の予想を覆し治療は順調に進んだ。治療の成功を恐れた役所の馬医が馬の薬に毒を入れ、治療は失敗したと騒ぎ立てる。クァンヒョンは中毒だと訴えるが、捕らえられてしまう。だが、ミョンファンが毒の混入に気づき、クァンヒョンは釈放される。馬は完治し、キベも釈放される。
一方、医女になったチニョンが配属されたのは、なんと動物を扱う司僕寺だった。

#06(2024.11.8)

命懸けの試練

チニョンは愛猫の病で落ち込んでいた淑徽王女を励ますために二人で異人村に繰り出すことにする。ならず者にからまれてしまった二人を偶然居合わせていたクァンヒョンが助ける。二人の身分を知らなかったクァンヒョンは王女を怒らせてしまうが、王女の猫を治療し無事に釈放される。その後、清国に献上される馬が死にかけている責任を押し付けられ先輩馬医チュ・ギベが捕えられる。クァンヒョンは自分が馬を治療すると申し出るのだが…。

#05(2024.11.7)

運命の再会

馬市でクァンヒョンが世話をしていた馬が暴れ、ミョンファンの息子ソンハがけがをする。偶然その場にいたインジュが応急手当てを施し一命を取り留める。罰として首を切られてしまった馬を救うためにクァンヒョンは謎の医師に助けを求める。しかし治療に難航。その末、クァンヒョンが鍼を打つことになる。そして、それが見事に成功し馬を救ったクァンヒョンは馬医として成長する。そしてクァンヒョンとチニョンは都で再会するのだが…。

#04(2024.11.6)

新しき人生

兵に捕らえられ連行されたヨンダル。ミョンファンは彼女がトジュンの娘だと気づく。せめてもの罪滅ぼしに家門を回復させてあげようとトジュンの娘を探していたミョンファンはチニョンという名を付けヨンダルを引き取る。
一方、父親を亡くし悲しむ間もなくクァンヒョンは兵に追われ崖っぷちで矢を受け海に落ちてしまう。瀕死の状態で、ある牧場にたどり着いた彼は謎の医師に命を救われる。やがて彼は、その牧場の馬医の下で働き始める。

#03(2024.11.5)

出会いと別れ

ミョンファンが人を殺すところを目撃し追われる身となったクァンヒョンとヨンダル。ヨンダルが捕まってしまい、彼女の仲間と彼女を助けに行くクァンヒョン。駆けつけてきたソックの助けもあり何とか救出に成功する。だがミョンファンの策略で今度は兵に追われることに。逃げる途中、ソックが体に矢を受けてしまう。苦しみの中、彼はヨンダルが自分の娘だと気づく。追っ手のせいで医師を呼びに行くが失敗。戻った時にソックは…。

#02(2024.11.4)

いざ都へ

恩返しをするためにペク・ソックは自分の娘とトジュンの息子をすり替える。
十二年後。真実が明らかになることを恐れたソックはトジュンの息子クァンヒョンと小さい島でひっそりと暮らしていた。しかし、都に憧れていたクァンヒョンは仲の良いオ・ジャンバクと島破りを決行。都に出たものの田舎者のクァンヒョンはヨンダルにだまされ子供の盗み一団に荷物を取られてしまう。荷物を取り戻す過程でクァンヒョンとヨンダルは殺人を目撃してしまう。

#01(2024.11.1)

消せない過去

名家に生まれながら貧しい民を救うために医師の道を選んだ、カン・ドジュン。卑しい馬医の息子でありながら医学界の頂点を目指す、イ・ミョンファン。卓越した鍼の腕を持つ医女、チャン・インジュ。ある夜、三人は身分の違いを越えて熱い思いで結ばれる。
数年後、世子の病に疑念を抱き真相を突き止めようとしたトジュンは濡れ衣を着せられ打ち首になる。
そしてトジュンの子供が産まれ、男児であれば殺される運命なのだが…。

ペク・クァンヒョン


チョ・スンウ

カン・ドジュンの息子。ペク・ソックの息子として育つ。馬医になり、やがて人の医者を目指す。

カン・ジニョン(チニョン)


イ・ヨウォン

イ・ミンファンに引き取られて育ち、医女になる。

イ・ソンハ


イ・サンウ

イ・ミンファンの息子。誠実で正義感が強い。

チャン・インジュ


ユソン

医女。鍼の技術に優れ有能。カン・ドジュンの遺志を継ぎ、クァンヒョンを支える。

イ・ミョンファン


ソン・チャンミン

内医院の院長。カン・ドジュンを裏切り、出世。馬医の息子だったことを隠している。

淑徽王女


キム・ソウン

顕宗の妹。クァンヒョンに片思いしている。

スタッフ

監督

イ・ビョンフン

「宮廷女官 チャングムの誓い」
「ホジュン」
「挑戦王朝500年」
「イ・サン」
「トンイ」

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