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旅・紀行
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『安田成美 イギリス妖精伝説の旅』


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次回の放送予定

2017年12月25日(月) 18:00~19:55



 「ピーター・パン」や「不思議の国のアリス」に、大ヒット映画「ハリー・ポッター」シリーズ、「ロード・オブ・ザ・リング」など、これらのファンタジー作品が誕生したのは、全てイギリスである。そんなイギリスは様々な『妖精』の伝説も数多く生んでいる国だった。妖精の歴史を遡ると、16世紀にはシェイクスピアによって「夏の夜の夢」や「テンペスト」に妖精にも描かれ、さらに遡るとアーサー王物語や各地方の言い伝えとして点在している。つまり、イギリスの歴史と妖精は切っても切り離せない存在であるのだ。
 そんなイギリスを旅するのは、幼少の頃から妖精に興味津々な安田成美。日本にはあまり馴染みのないデヴォン・コーンウォールという魅惑の地方で妖精の足跡をたどる。

◆妖精①「イギリスの代表的な妖精 ピクシー」  
 ロンドンから西へ270kmに位置するデヴォン地方。東京都23区の面積を占めるダートムーア国立公園に広がる広大な平原をゆったりと歩きまわるポニーの姿。実は、この野生のポニーこそが妖精・ピクシーの化身だという逸話が…。延々と広がるうら寂しい冬の荒野を車に揺られながらいくダートムアの平原に点在するポニー。子供だましの様に聞こえていた言い伝えも、電気のなった時代にこの原野を彷徨った昔のイギリス人を思うと、そんな言い伝えも本当に思えてくる。

◆妖精②「ピーター・パンと妖精」
 世界的に有名な童話「ピーター・パン」(1906年)が誕生。登場人物のティンカーベルは“羽の生えた”“可愛い”“美しい”妖精として描かれた。
 時代を経て人々の妖精への関心が薄らいでいく中、ジェームス・バリが再び息を吹き込んだことで、物語の中で描かれた可愛らしい妖精のイメージは一気にイギリス中に広まっていった。そんな興味深い歴史の転換点について、妖精研究の第一人者である井村君江氏にも話を聞いた。

◆妖精③「鉱山に現れるノッカー」
 旅はデヴォンからさらに西へと進む。イギリス南西部コーンウォールは古くから銅や錫の採掘で栄えた地方である。2006年には、かつての鉱山跡が世界遺産に登録された。ここには、土地柄と密接に関係している妖精がいるという。安田成美が鉱山の奥深くに足を進めるとそこには、まるで妖精の息遣いが感じられる不思議な世界が…

◆妖精④「港町に残る人魚伝説」
 セント・アイブスは芸術家がこよなく愛した街で今でも海岸通りに小さな店が立ち並ぶ。そんな街で訪れたのはマーメードというレストラン。そこで人魚の伝説の話がある事を知った安田成美は隣町のセナラ教会へ。人魚が妖精?
 教会で人魚の妖精にまつわる美しい話を聞く。さらにその話を言い伝えてきた人々の祖先を辿るとそこにはさらに面白い事実が見えてくる…

◆妖精⑤「セント・マイケルズ・マウントの巨人伝説」
 ブリテン島で古くから港町として栄えたマラザイアンから見渡せる島、セント・マイケルズ・マウント。どこかで見たことがあるような…。実はこの城は世界遺産の城「モン・サン・ミシェル」と瓜二つ。しかもどちらも、大天使ミカエルを祀った修道院が建っている。潮が引くと歩いて渡れることまで共通点があるその神秘に包まれた島にも、妖精の伝説が残っている。
 南西部の行く先々で様々な妖精伝説に出逢う。そこには何か一つにまとまる共通点があるのだろうか。それとも各地方でそれぞれの時代でただ言い伝えられてきた伝説なのか。


出演者・スタッフ
<出演者>
安田成美