＜名作ドラマ劇場＞『動く壁』

　北島（緒形拳）をチーフとするＳＰグループは、政権交代の激変期の首相警護の任務についていた。北島は、首相を狙う暴漢と格闘、逮捕した部下を「敵を捕らえるより首相の壁となれ！」と叱る。
　現・首相である田所（神山繁）は、暗殺者に生命を狙われており、北島はその警護に部下の新村（益岡徹）、新人女性ＳＰ・京子（宮崎ますみ）と昼夜、任務にあたっていた。
　北島は、医者から白血病と宣告された娘を妻（丘みつ子）に任せっきりにしていた。また、部下の新村は妻の出産を控えストレスをためていた。また、京子も北島たちの使命感にひき込まれ、婚約中の恋人と別れていた…。ＳＰとは私生活を投げ打って任務を遂行する、哀しい仕事なのだ。
　そんなある日、田所の地元で首相歓迎祝賀パーティーが行われた。北島たちＳＰも警護にあたっている。多数のＳＰたちの目をくぐり暗殺者のライフルが火を噴いた！その時、北島は…！？