株式会社ビーエスフジ
番組審議会 議事概要
BSフジ番組審議会委員の顔ぶれ(敬称略)
委員長音好宏

上智大学 教授
副委員長三屋裕子

(公財)日本
オリンピック委員会
副会長
副委員長林高広

オフィスHAYASHI
代表
委員加藤義人

㈱テレビマンユニオン
副会長
委員三田寛子

女優・タレント
委員髙橋ゆき

㈱ベアーズ
取締役副社長
委員沢辺隆雄

㈱産業経済新聞社
論説委員

第118回
- 開催年月日
- 開催年月日 2025年10月8日(水)
- 開催場所
- 東京都港区台場2丁目4番8号
フジテレビメディアタワー22階 ㈱ビーエスフジ - 委員総数
- 7名
- 出席委員数
- 7名
- 出席委員(敬称略)
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音 好宏 委員長/上智大学 教授 三屋 裕子 副委員長/(公財)日本オリンピック委員会 副会長 林 高広 副委員長/オフィスHAYASHI代表 加藤 義人 ㈱テレビマンユニオン 副会長 三田 寛子 女優・タレント 髙橋 ゆき ㈱ベアーズ 取締役副社長 沢辺 隆雄 ㈱産業経済新聞社 論説委員 - 審議事項(2K放送)
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番組審議
『名品再生 ~ネオレトロの世界~』
「カントリーブーツ トリッカーズ ストウ」編 (3部作)
放送日時
(#1) 2025年8月10日(日)22:00~22:30放送
(#2) 2025年8月17日(日)22:00~22:30放送
(#3) 2025年8月24日(日)22:00~22:30放送 - 審議事項(4K)
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BS4K全般について
議事の概要
委員の発言の概要は以下の通り。
- 時を経て愛される、名品の魅力が良く分かる番組作りで非常に楽しめた。
- 職人が工具で革を気持ち良く切る姿など、修理の様子を上手く見せていたので引き込まれた。
- このような番組は、男性に好きな人が多いと思われるが、女性も楽しめたのだろうか、と感じた。
- 職人たちの挑戦する姿に心を打たれ、想像以上に多くの工程があることに驚き、それを丁寧に見せてくれた。
- この番組は、物を介して、人と時間をつなぐ一つの物語のようだ。
- 単に修復する技術を紹介するのではなく、その靴自体が愛用されてきた歴史に、丁寧に手をかける職人の誇りや技術、綴られていく工程の深みは、映画にできそうだと感じた。
- どのような人が、なぜこの靴を買って履いたのかと、物だけではなく、人にも興味が湧いた。
- この職人はなぜ、靴の修理をすることになったのか、と興味が湧いたが、そこを敢えて想像に任せて、物作りに特化した潔さを感じた。
- 名品の愛好者やコレクターなどのニッチな視聴者だけではなく、その物に直接興味は無くても見て楽しめる内容になっていた。
- その物の価値や歴史、文化などの背景説明があり、修理作業もただ見せるだけではなく、職人からしっかりと聞き出して解説したのは良かった。
- 30分番組で3回分の編成なので、3週にわたって見ないと完結しない。前、後編ぐらいが見やすいと思った。
- かつて日本人は、海外で生まれた製品を大事に使い、それを分解して、その作りや工夫を学んだ。この番組は物作りの、日本近代史の一面だと思う。
- 冒頭の前回振り返りを、もう少し短くしても良いと思った。
- 一つ一つの場面に宿る緊張感、静寂の中に流れる時間の美しさに、心が浄化したような気持ちになった。
- 「丹念に作られ、入念に使い込んだものには魂が宿る」という言葉が、まさにこの番組の本質を表わしている。
- 「完成形が頭にあるからこそできる職人技」という言葉が心に残った。単なる技術による再生ではなく、魂をもう一度吹き込む行為そのものだ。
- 職人が、これまでどうやって修行してきたのか、どういう歩みをしてきたのか、その辺りをやはりもう少し知りたかった。番組に入れなくても、番組ホームページに情報掲載するなどして、紹介しても良かった。
これらの意見に対して事業者側からは以下のような回答があった。
- 名品が名品たる理由、時代を超えて長く、大切に受け継がれていく精神性を伝えたいと思い制作した。
- AIや最新テクノロジーの時代だからこそ、実態あるものや、職人の実際の手の動き、少し黒ずんでいたり傷がある手、眼差しをしっかりと伝えていきたい。
- 1テーマあたりの放送回数に関して、なるべく3回は避け、前、後編での放送を目指したい。
- 番組ホームページでの追加情報掲載など、活用について検討したい。
BS4K全般について
委員から以下のような発言があった。
- 4K放送の『BSフジLIVEプライムニュース』を見ていて、キャスターやゲストの後ろのセットが、少し色が剥げていたり、傷がついていたり、足元が汚れているのが見える。2Kなら見えていないと思うが、4Kだと気になる。番組に重厚感を出し、価値を上げるために、セットにも注意を払って欲しい。
委員からの発言について事業者からの回答。
- ご指摘についてきちんと受け止め、作る者、放送する側の姿勢として、今後は気をつけて番組制作に当たりたい。