2020年4月5日(日) 24:00~25:55

『甦れ!東北の鉄路2018 東日本大震災から7年』

次回の放送予定

2020年4月5日(日) 24:00~25:55

2018年3月11日、東日本大震災の発生から7年。
BSフジでは震災直後から被災地に入り、東北の鉄路の被害状況を取材。
2012年3月「甦れ!東北の鉄路」と題して放送し、その後被災路線の取材を積み重ね、毎年シリーズで放送してきた。
7年間、鉄路で復旧した路線、廃線となった路線、バス(BRT)に転換した路線などを沿線住民の目線でみつめてきた。
走っていて当たり前の鉄路が何年もわたって運休し、再び運転を開始した時の住民の歓喜。
運転再開を熱望しながらも、廃線やバス転換を余儀なくされた沿線住民の落胆。人口減少に歯止めがかからない三陸沿岸の鉄路と沿線自治体の苦悩。
番組では地方鉄道での公共交通機関の在り方も問い続けた。その中で三陸鉄道の前社長
望月正彦氏は「鉄路が消えて栄えた地方都市はない」と語り、国の「地方創生」に一石を投じた。
さて、シリーズ7回目となる今回は、東日本大震災から7年を経て鉄路が復旧した町と
鉄路が消えた町の変貌と住民の暮らしの変化に迫る。
三陸鉄道に移管されるJR山田線(宮古~釜石)の進捗状況と沿線自治体や住民の期待。
岩手沿岸が1本のレール(総延長163キロ)で繋がり、日本最長の第3セクター鉄道となる三陸鉄道の動き。
一方、BRT化されたJR大船渡・気仙沼沿線住民が再び鉄路での復旧に立ち上がった。その理由とは。
ところで「鉄道軌道整備法」の改正で黒字の鉄道会社であっても、激甚災害で被災した赤字路線を国が補助金を出す方向で法案が超党派でまとまった。今後JR大船渡・気仙沼線もその対象となるのか。
さらに震災の年、新潟福島の豪雨で被災した只見線の復旧に際し、鉄路にこだわりJRと粘り強く協議を重ねてきた福島県と17町村が上下分離方式でJRと合意した。
2021年度に全線復旧する。
JRの度重なるバス転換を拒否し、鉄路を主張し続けた地元自治体と住民の執念とは…。
また、福島第1原発事故での不通区間は常磐線の富岡~浪江間となったが
鉄路が復旧した区間でも、住民が帰ってこない。
東日本大震災から7年、東北の鉄路の状況を伝える。

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