番組情報
情報・ドキュメンタリー

<BSフジサンデースペシャル>『ザ・ノンフィクション特別編』


次回の放送予定

2018年11月4日(日) 18:00~19:55


「愛と涙をのせて ~日高牧場物語 10年の軌跡~」


およそ10年前、馬が高値で取引されたバブルの時代は過ぎ、日高の競馬産業は急速に落ち込んでいった。馬が売れない時代になったのだ。サラブレッドを産み、育て、それを売って生活している大林ファームも、セリに出しても仔馬が売れず、経営的に苦境に立たされていた。
そんな中、牧場の稼ぎ頭であったメインの繁殖牝馬スケアヘッドラインを放牧中の事故で失ってしまう。
この不幸な事故をきっかけに、大林ファームの収入は激減する一方。
大林ファームの若い経営者、大林弘明さん(当時32歳)と妻、美和さん(当時34歳)は、いかにして牧場を維持するのか・・・。

大林家には、二人の可愛い男の子がいる。大林諒多君(当時5歳)、和真君(当時4歳)。
2011年春、和真君も地元の小学校に入学。
しかし子供達の成長とともに、大林家の家計は益々苦しくなった。
そんな状況で、家計を預かる妻の美和さんは決断。保育園の保育助手として働き始めたのだ。馬を相手にした仕事をしたいと言っていた美和さんにとって、辛い選択だった。しかし、現実はそんなに甘くはなかった。
大林家の日常的な家計は、美和さんの月給で支えることになった。
牧場で得た収入は全て牧場経営に回す、そんな自転車操業の状態になったのだ。

そして、美和さんが外に働きに出る事になったおかげで、牧場の仕事は弘明さんひとりでこなさなければならなくなったのだ。
それは同業者に「信じられない」と言われるほどの重労働。
たった一人で、20頭もの馬を世話することになった弘明さん。
しかし、セリに出しても馬が売れない、生産した馬がレースに出ても勝てない・・・、収入の道が次第に途絶えていくにつれ、弘明さんの仕事に対するモチベーションが次第に失われてしまう。
そして、仕事中の弘明さんに起こった事故。
牧場の仕事をし始めて初めて経験した事故に、弘明さん自身が大きなショックを受け、すっかり自信を無くしてしまう。
しかし美和さんをはじめ二人の子供たちの愛が、そんな弘明さんの心を支える。

そして大林ファームに届いたビッグニュース。
それは、大林ファームの生産馬が勝ち続け、国内最高峰のレースに進む快進撃を続けている事。
父親の代から38年続いた牧場が、初めてビッグレースに挑戦することになった。
行き詰っていた牧場経営を立て直すきっかけになるかもしれない。
家族はこのレースに牧場の未来を託すが、信じられない出来事が起こる。

2017年11月、大林家には新しい変化があった。大阪の知人の子供2人を預かり一緒に生活していた。二人は登校拒否になった小学6年生の双子の兄妹。
まだまだ生活が苦しい大林家、なぜ他人の子供を預かる事にしたのか?

2018年春には、半年間預かった二人の子供が、中学入学のために大阪に帰っていった。その時、我が子のように心配し、面倒をみた美和さんが取った行動は…。
そして、諒多君は中学2年生、和真君も中学1年生になっていた。
二人とも牧場の仕事を手伝える年齢になっていた。
そんな時に、大黒柱の弘明さんが腰を痛め、ほとんど動けなくなってしまう。

経営的に苦しみながらも家業の牧場を守り、二人の子供たちを育てて来た夫婦の10年に及ぶ物語。