2025年11月16日(日) 10:00~10:30

『鉄道伝説』

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放送休止

2025年11月9日(日)

次回の放送予定

2025年11月16日(日) 10:00~10:30
第174回「鉄道道路併用橋・瀬戸大橋 ~夢を架けた男たちの挑戦~」

毎週(日) 10:00~10:30

昭和30年(1955年)5月11日の早朝、本州と四国を結ぶ宇高連絡船「紫雲丸」が、瀬戸内海の濃霧が立ち込める高松市沖合で、貨車18両を運ぶ「第三宇高丸」と衝突した。
「第三宇高丸」の船首が「紫雲丸」の右舷に深く食い込み、船体に大穴が開く。
その衝撃で「紫雲丸」は、激しく左に傾いた。
781人の乗客を乗せた「紫雲丸」は、貨車15両と郵便車など4両と共に衝突からわずか5分ほどで、完全に沈没する。
海に投げ出された人々。
船内には多くの乗客が取り残され、修学旅行中の小中学生100人を含む、
合計168人の命が失われた。
この事故は、海の危険性を、これでもかとばかりに突き付けた。
そして、人々の命を預かる連絡船の安全性は、根底から問い直されることになる。
誰もが連絡橋の建設を強く望んだのだ。
それから33年後に、世界一長い、鉄道道路併用橋、瀬戸大橋が完成した。
世紀の偉業を成し遂げた長い闘いの裏には、個人の利益や保身を超え、困難な状況下でも、未来を見据え信念を貫いた人々の知られざる物語がある。

番組概要

明治に開業、昭和時代にピークを迎えた日本の鉄道史はそのまま日本産業史と言える。だからこそSLのようなその当時の佇まいには近代史のノスタルジィを感じることができるのだ。
今までの鉄道番組には無かった鉄道百数十年の歴史、ドラマを描く人気番組「鉄道伝説」。新幹線はなぜ作られたのか?日本中に特急網を張り巡らしたのはなぜか?日本はなぜこんなに電車が走っているのか?莫大な数の人々とその時々の英知を尽くして発展してきた日本の鉄道史には、多くの伝説がある。
2013年以降、そんな鉄道界の歴史・伝説に迫ってきた「鉄道伝説」。150年を超えた鉄道史の中に残る「鉄路に命をかけた男たち」のさまざまな伝説を描いていく。

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