鉄道伝説

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第18回「キハ281系 ~酷寒の大地を高速走行せよ~」

 JR北海道も、高速化の問題を抱えていた。青函トンネル開通以来、輸送量増加の著しい札幌ー函館間、全区間の約半分が曲線とポイントで構成されているこの場所では曲線通過速度が、高速化の重要な鍵だった。しかし、気候の問題など、JR四国と同じ「制御付自然振子式」を用いることはできなかった。しかもJR北海道は車輌開発の部署を持っていなかった。その中、メンテナンス経験しかない若い技術者たちが、新車両の開発のために心をひとつにした。
 酷寒の北海道、雪による振子式装置の凍結。装置をカバーで覆ったり、ボルトの形状を代えてみたり、細かな改善を施し開発を進めるが、満足な結果は生まれなかった。それまでの「コロ式」から新しい「ベアリングガイド式」に移行し、完成したかに思えた開業直前、装置が全く作動しないと言う、思わぬ障害が降り掛かった。
 JR北海道を代表する振子式気動車、「キハ281」の開発は北海道の大自然との戦いであった。




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