•  食卓を通して絆を生み出す人がいる。料理研究家・中村成子さん(70)。43歳で主婦から料理研究家に転身し、テレビ番組や雑誌など多数のメディアで活躍。お茶の間の人気を博した。
     「食卓においしい物が並べば、みんなが笑顔になる。喜びを共有する事で、心が通い合う」と中村さんは言う。東京で料理教室を開催する一方で、中村さんは島根にも拠点を持つ。59歳の時、奥出雲町に「ふれあい交流館 一味同心塾」を開いたのだ。地元の食材を使った家庭料理の講習会や、農業の体験会を行い、県内外から年間1000人を集める。
     中村さんの食卓には、地元の子ども達や農家、都会の子ども達が集い、交流が生まれる。
     “一つの味をみんなで共有することで、同じ心になる”
     そんな想いから、中村さんは「一味同心塾」と名付けたのだ。
     夏休み―中村さんは地元の子ども達や都会の子ども達を集め、お泊まり会を開いた。そこには、人々の交流が生まれる、ぬくもりに溢れた食卓があった…。